両親亡き後、手続きを済ますコツのような記事
前回の記事は葬儀そのものについて書きましたが、終わったら一安心どころかその後もかなり忙しくなります。
葬儀の記事は↓こちら
今回はいろんな手続きについて書いていきますね。
父が亡くなった時は、家やガス水道などのライフラインがすべて父名義だったのを母に書き換え。
また携帯電話の解約、年金や保険等の手続き、世帯主の変更などですが、死亡してから1週間以内の期限付きのものもあります。
私の場合この手続が終わって落ち着いたと思ったらその1年半後に母がなくなり、今度は家を閉じる手続きになりました。
死亡後の各種届出について
葬儀会社に頼んでいるなら、そちらから手続き一覧の用紙が頂けると思います。
またネットにも一覧がたくさんあるのでダウンロードし印刷して使ってください。
手続きがたくさんあるので、まず早くすませなければいけないものをチェック。
また、一度にまとめて手続きができるよう、その手続のために訪れなければいけない施設をまとめます。
ただ、市役所はいつもたらい回しが標準なので必死でまとめても
『この手続は二階で、こちらは一階、終わったらまた来てください』
のように、何度もウロウロされられるのは覚悟したほうが良いかも。
父がなくなった時は母がいろんな手続きをしましたが(母は父の会社で総務的なものをしていてこういったものは得意)
母がなくなった時は私達兄弟で手続きを分担しました。
また葬儀会社で手続きして頂けるものもありますので、出来るだけプロにおまかせするといいですよ。
病院に近かったのが妹
生命保険関連は病院への行き来が必要でしたので全て任せました。
パート勤めで休みは取れますが取りやすい勤務先ではないのでそれほど多くは任せられませんでした。
市役所に行くのは弟
名字が同じで親子の証明も楽です。
ただし、親子であるという証明になる戸籍謄本は必ず持ち歩いていました。
休みを会社からもらい市役所で手続きをまとめてしていたのですが、たらい回しがひどすぎて怒り狂っていました。
携帯電話・固定電話・その他諸々は私
平日に自由に動けるのは在宅ワーカーの私のみ。
その時はホームページで休業報告し、新規の仕事はとらないようにしました。
母の手続きの中で電話と郵送ですませられることを請け負いました。
書類の郵送が大半ですが、NTTの固定電話は面倒でした。
携帯はそれほど大変ではなかったです。
『火葬証明書』と家族を証明する戸籍謄本、運転免許書を持っていけば大抵なんとかなります。
プロバイダーの解約なども担当しました。
その他、市役所の手続きなども平日の日中しか電話受付していないので、私が一度電話してどういった物が必要なのかしっかり確認して弟に伝えたりというようなこともしていました。
その他の手続き
定期的に引き落としがありませんか?
趣味などの退会手続きが必要になるかもしれません。
会費は一年に一度レベルで引き落とされることもあります。
銀行には亡くなったことを報告すると口座が直ちに凍結されお金を下ろせなくなります。
亡くなった直後が一番物入り。
そのため、銀行への報告はしばらくしないでおいたほうが何かと楽になります。
お金をおろすときは窓口で下ろすと無意識に喋ってしまう可能性もあるかもしれず、必ずATMで下ろすようにしました。
しっかり通帳をみていると、ちょっとした引き落としがあることに気付くかもしれませんよ。
父・母は社交的で俳句の会、ウォーキングサークルなどいくつかのグループに所属していました。
そして母は会計も一部請け負っていたのでその残金の扱い、ハンコの受け渡しなどの手続きなどもありました。
会計をしていたのを知らなかったのですが、家を整理していて通帳の名義がウォーキングの会だったので慌てて母の友人に連絡を取りました。
どうやら入院中に会計を違う方に頼んだそうですが、残ったハンコや通帳を処分してよいのかわからなかったので引き取りをお願いしました。
その他では母がまだ存命中で父が亡くなった時、父がゴルフ場の会員権を持っていてその権利の相続が母と私達の合計4人になった時です。
全員が相続の手続きをするのは面倒です。
だから私達兄弟は相続放棄しました。
実際のところは『遺産分割協議』で母に相続をさせるという手続きになります。
もともと父は会社を運営していて倒産、自己破産した過去があり相続するような遺産も殆どありません。
だから母一人が相続し残りの子供たち(私達三人)は相続放棄することにに全く異論がありませんでした。
その際に印鑑証明が必要となり私と弟は持っていたのですが妹は印鑑登録をしていないためそこからはじめました。
請求書が届くと思いますので、郵便物は転送届を出しておくと実家に取りに行く必要がなくなります。
(※本人が死亡の場合転送不可になっていますが、まあできます。)
1年間有効で、延長も可能です。
<<転送不要>>と書かれている郵便物は転送されません。
請求書は転送できてもクレジットカードそのものは転送されないようになっている場合が多いと思います。
その後、母がなくなった際の遺産は子どもたち3人で協議分配です。
弟が今後の法事などを担当するので多めに。
私達姉2人は残りを分配しました。
母がなくなり家を引き払わなければいけなくなったため、諸々の手続きと同時進行で家を閉じる作業も始めていきます。
その他では嫁に行った私には関係ないのですが、弟は四十九日の法要までに仏壇を用意しなければなりません。
両親が持っていた仏壇は昔ながらのデザインで金箔の装飾が施してあり、とても大きく専用のスペースが必要になるサイズ。
マンション住まいの弟の家には置くことができませんでした。
弟は嫁(私の義妹)の両親にたまたま仏壇屋をしているお知り合いがいたそうでそこからモダンでコンパクトなものを購入していました。
コンパクトな仏壇
弟の仏壇を初めてみたときは驚きました。
おしゃれで閉じていたら一見仏壇には見えないデザイン。
幼児が二人いる弟の家には、小さな子供が遊びに来ます。
そのため、子供が触ろうとするようなデザインの仏壇は置けません。
だからモダンでスリムなまるで棚のような仏壇を置くという形になったそうです。
閉じていれば、開ける気もしないシンプルデザインです。
今は仏壇のデザインもごてごてしていないものが主流のようです。
楽天の仏壇ランキングにランクインしているものもほとんどがモダンタイプです。
↓こちらがランキング。
楽天仏壇ランキング
↑価格は9,800円~。
仏壇の価格はピンきりです。
弟は奥さんのご両親と、実際に仏具店に足を運んで選んだようです。
仏壇も価格があってないようなもの。
葬儀と同様ボッタクリも多いと聞きます。
お知り合いの仏壇屋さんなどがない場合は、お店の口コミなどを頼りに探してみてはどうでしょうか。
5000件以上の仏壇屋が登録され、口コミなどの多数ある仏壇探しのポータルサイトがあります。
↓こちら
→【いい仏壇】公式
↑10万円のキャッシュバックキャンペーン、ギフトカードプレゼントなど頻繁に何らかのキャンペーンも行われています。
通販ショップの登録もあり、足を運べない方も購入できますよ。
今、どんなキャンペーンがあるかはその時期で違うので公式サイトでご確認をお願いします。
とりあえず、急ぎの手続きなどは以上になります。
最後の大仕事、両親の遺品整理と火葬後の遺骨、お墓についてはまた次回、次次回に。
*追記-2018.06.28-
遺品整理の記事を書きました。
■物が多すぎる実家の片付け・家を閉じた話

↑両親は物が捨てられず、更に買い物好きなので周りが見たらドン引きするぐらいかなり散らかっていた家です。
片付けもとても大変でした。
その家をどうやって片付けたのか?!
そんな話です。