父が亡くなった後、霊園を探しお墓を買った時の話
1)葬儀 → 2)死亡後の手続き → 3)実家の片付け(家を閉じる)と記事を書いてきました。
今回は4)お墓の話になります。
我が家にはお墓はありません。
父は九州のとてつもない田舎。
(コンビニも車で行くぐらいです。)
大学の時、大阪へ出てきています。
父の両親は離婚し母子家庭の上、私が中学生ぐらいの時その祖母も亡くなっています。
お墓がどうなっているのか知らないのですが、もう30年ぐらい前の話なので多分お墓もないと思います。
お墓を作りたがらない母
父が亡くなった後も、母はお墓をなかなか探そうとしません。
遺骨が手元からなくなってしまうのが寂しいのでしょう。
葬儀会社の方とその話をすると、ペンダントに遺骨を残して手元においてはどうですか?と葬儀会社の方からアドバイスを頂けました。
遺骨を圧縮しダイヤモンドにもできますよ
とも言われましたが、確か30万?40万?ぐらいしたと思います。
その提案してくださった方は遺骨をダイヤモンドにしてと夫に頼んでいるそうですが、母は高価なのでシンプルな遺骨が入れられるペンダントを購入することにしました。
そしてようやくお墓を立てることになりました。
↓こんなペンダントです。
母の火葬時、父の遺骨が入ったペンダントも母と一緒に火葬しました。
ハートやドロップタイプ、男性でも大丈夫な感じのものなど他種類ですよ。
霊園選び
うちは特にどのお寺の檀家にもなっていません。
お寺が運営している霊園は宗派わりとがあるそうですが、普通の民間運営の霊園ならたいていどの宗派でも入れていただけます。
そんな民間運営の霊園で、毎年年会費がかからない、支払いが一度ですむような場所を探しました。
また最終的には合祀される永代供養がセットになっているものを希望。
お参りする人がいなくても、霊園や寺院が永代にわたって供養していただけること。
みんなをまとめて一つにして祀ること。
例えばですが、
個人のお墓で33年、その後に合祀へ自動で移動というコース。
つまりこのコースは墓じまいが必要ありません
そのようなプランがない霊園もあります。
新しい霊園には比較的このプランはあると思います。
そんなプランがある霊園を探しました。
お墓にかかる費用
年会費がかかるところと、一括払いのところがあります。
年会費がかかる場合は、先程の◯年後に永代供養へ以降という取り決めがなく、毎年どうするか決めることができるところがほとんど。
ですが、これは毎年払い続けなければならないのは負担に感じる方も多そうです。
私たちは一括払いの方がよく感じました。
霊園も近所に色々ありましたが、比較的新しいところでプランが希望に沿ったものを選べたので決定。
個人的な話ですが、私は自分のお墓を立てたくありません。
今は『自宅に仏壇』という感じにお墓を作られる『手元供養』というものがあり、そちらを私は希望しています。
この霊園に墓を作らず自宅に作る自宅墓については、調べて詳細な記事をあとで書きます。
※2017.07.18記事を書きました。下の方にリンクがあります。
お墓の場所はお参りできるように近くで
母は毎月父の月命日にお参りに行っていました。
伴侶がなくなった時の落ち込みようは筆舌に尽くしがたいほどです。
母も家に一人で暮らすようになって、引きこもりがち。
食欲もないようでした。
毎月お墓参りのため外出をしているのはいいことだと思いました。
お墓はやはり近い場所がいい。
頻繁にお参りする母を見てそう強く思いました。
他には趣味仲間で早くに伴侶を亡くした友人たちが、気軽に訪れてくださっているのも安心できました。
私からしていたのは、2-3日に一度は電話をすることでした。
<家の近くにお墓があるのか?>
意外なところにお墓がありますよ。
私も母たちが眠っているお墓はよく行く公園のそばだったのですが存在を知りませんでした。
そんなあちこちにある霊園の場所を調べられるポータルサイトもあります。
↓こちら日本最大級のお墓ポータルサイトです。
2つとも大手なので、扱っている霊園がかなりの数(7000件ぐらい)です。
かぶっていない霊園もあるので、興味があるなら2つともからさがしてみて下さい。
近所にお墓が見つかるかもしれません。
まずはいくつか資料請求し価格やプランなどを比べてみるといいと思います。
墓石について
両親は昔の人なので、昔ながらの和墓を希望しました。
今は地震が多く、あの背の高い墓石は地震で倒れないのか不安でした。
ですが、一応耐震機能がついていて、新しいお墓はある程度の地震まで耐えられるそうです。
見た目は洋墓のほうが背が低く安心感はありますが大差はないようです。
母が選んだ霊園では洋墓と普通のお墓の数は半々程度ですね。
墓石は家紋を入れる場所があります。
母はうろ覚えで、確かこうだったかな?程度で決めました。
家紋は案外適当に選んでも良さそうな雰囲気でした。
家紋を自分で作る方もいらっしゃるそうですよ。
今どきわからない方も多いでしょうしね。
お墓の価格ですが、カロート(骨壷を入れるスペース)の広さ価格が違っていました。
骨壷を入れる場所はカロートといいます。
そのカロートが夫婦用なら小さめ、子供夫婦も入れるサイズなら広くなるので価格がアップなど。
大きな墓だと当然広いスペースが必要になりますから。
母と弟は、両親と私の弟夫婦、更にその息子が入れるように大きめを購入していました。
価格は80万円ほどだったと思います。
二人母と弟で折半していました。
納骨は一周忌の法要と同時にしました。
こうしてようやく父のお墓ができ、そのお墓に母も今は入っています。
私の家からは車で40分ほど。
お墓参りは盆と正月にしています。
以上、両親のお墓についてでした。
↓以前の記事はこちら。
◯父母の葬儀そのもの
↑葬儀社の選び方など。
◯死亡後の手続き
↑急がないといけない手続きや銀行、四十九日までに購入しなければならない仏壇についてなど。
◯遺品整理(実家の片付け)
↑荷物をどうやって生理・廃棄したかなど。
お墓を調べるにあたって、今はいろんな埋葬法があることがわかりました。
◯樹木葬
木の根元にプレートを並べる形。
※詳しく調べて記事を書きました。
樹木葬について調べた記事
↑樹木葬のメリット・デメリットなども解説
◯屋内墓地
自動搬送式の納骨堂とかですね。
◯自宅墓
お墓を建てず、家にお墓のようなものを作ること
※私はこれがしたくて色々調べました。
自宅墓について色々
↑販売されている商品、遺骨はどうするか?など
◯散骨のみ
海などに散骨します。
私はお墓を作りたくないと先程書きましたが、今まで調べたいろんなものを記事に起こしていきたいと思います。
しばらくお待ちください。