葬儀社の方から葬儀について詳しく決める際は、
宗派はなんですか?
お寺さんとお付き合いはありますか?
と聞かれます。
今回は両親の葬儀の時、葬儀社の方々に聞いた無宗教葬儀の話などを紹介したいと思います。
まずは宗教がわからない場合について。
親族に連絡を取る
両親は檀家ではありませんが、年いってからよくお寺にお参りしていましたのでそこにすぐ決定しました。
ですが、ない場合は葬儀社から紹介していただけます。
宗派がわからない場合でも、お経を上げたくださる方を教えてもらえるのですが、実はそのフリーのお寺さんの方がお布施が安いということでした。
ですが、悪徳葬儀社の場合は逆にぼったくりのお寺さんを紹介する場合もあるそうです。
できれば親族などに連絡を取り、宗派を確認するといいと思います。
ただ、近い親族と違う宗派の場合もあります。
私の親族についてですが、私の父の宗派、父の妹の宗派、母の家族の宗派、私の夫の家族の宗派は全て違います。
また、親戚には2つの宗派(神道と仏教)に属している方もいらっしゃいます。
その方はメインの宗教は決まってるので、おそらくそちらで葬儀をあげると思われます。
お年寄りは宗教には敏感な方が多いので年配の親戚に尋ねるといいと思いますよ。
位牌(戒名)を確認する
位牌に刻まれる戒名で宗派がわかるそうです。
各宗派の位牌によくある文字
●真言宗
-梵字
●日蓮宗
-日/妙 の文字が間に入る
●浄土宗
-誉
-梵字が入る場合もあり
●浄土真宗
-釋
戒名が短め
●曹洞宗
-対句で熟語になっていることが多い
●臨済宗
-院号の代わりに、庵号、斎号、軒号が使われることが。
ちなみに両親の戒名の値段ですが、入る文字によって価格が違いました。
父は高価な戒名を付けています。
母は普通のもの。
母が言うには、親戚の◯◯さんはこの文字がついていてワンランク上の戒名だから、「夫も!」
ということでした。
戒名に値段?!私には意味がわからない!と思いました。
無宗教で葬儀する
最近では無宗教葬儀というのがあるそうです。
以下は両親の時の葬儀社の方から聞いた話になります。
お経の代わりに故人の好きだった音楽などのBGMを流しす。
生演奏をする場合もあり。
親族や友人などから故人のエピソードなどを話します。
こんな感じだそうです。
ですが、特にこうするという決まりはなく、無宗教葬なのに読経がある場合もあるそうですよ。
両親の葬儀のときもそうですが、司会はプロの方を葬儀社が手配してくれているので、特に滞りなく行われることが大半だと思います。
司会の方、両親のときはすごく上手でした。
最近宗教にこだわらないお葬式が増えているそうで、故人の希望により様々なパターンがあるみたいですね。
また無宗教葬儀はどんな宗教の方でも参加できるからいいですね。
私の親族にエホバの証人の信者がいらっしゃいます。
その方は私の両親の葬儀には宗教が違うから出席できないということで、葬儀の間、ずっと控室で待っていてくださいました。
無宗教ならキリスト教でも仏教でも自由に遠慮なく参加できますよね。
私が頼んだ葬儀社の方は、神道でも仏教でも無宗教でも葬儀を行う手はずは整えられますとのことでした。
それから仏教でも宗派によって、お布施の相場が違ってくるそうです。
また同じ宗派でも、こちらのお寺さんなら安く、あっちは大手だから高いなどもあるみたいで、両親の読経を頼んだお坊さんは比較的お布施が高いという話でした。
両親が気に入っていたお寺さんだし、両親の遺産で葬儀、法要の費用は出ているので、両親の希望通り今のところ行っています。
ですが、私の叔父さんは、おじさんの両親が檀家だったお寺さんが気に入らず、二度もお寺を変えています。
日本は宗教の自由が保証されている国。
仏教からキリスト教へ、浄土宗から浄土真宗へなど改宗も自由です。
両親の宗教を信じ続ける必要もありません。
宗教がわからなくてもお葬式は挙げられますし、経験豊富な葬儀社ならどんなものでも対応していただけますよ。
葬儀社は1社から話を聞くだけでは危ないです。
私は3社から見積もりを取り、家に呼んで担当の方と弟も交えて詳しく話を聞きました。
そして、決めた会社の方はとても丁寧にいろんなことを教えてくださったところです。
また、ボッタクリがある業界だともおっしゃっていました。
危険なのは、病院に常駐しているような葬儀社だそうです。
どこで亡くなったのを聞きつけたの?!と思うようなタイミングで葬儀はどうするのかな?どと聞いてくるそうですよ。
また、異様に安い葬儀の価格もぼったくりだと思いますとも言われました。
オプションでもとを取るそうです。
担当した葬儀社の社長はもともと大手に所属していたのですが、落ち込んでいる方につけこむような営業方法が嫌になり、独立したとおっしゃっていました。
私が見た明細は、すべての価格があらかじめ明細で提示されそれを選んでいくような形でした。
ぼったくられないためにも
最低でも2社から見積もりをとってください。
そして、明細はできるだけ詳しく書いてもらってください。
その明細を比較して、それぞれにないものを見つけてください。
ないものはどうなっているのか?
必要ないのか?
ご自分でもネットで調べたりして自衛してください。
例えば、死化粧代が明細に含まれておらず、オプションだった。
その化粧台に15万円取られたなどの話もあるようです。
私の両親の時ですが、二人共口がパッカリ開いていました。
葬儀社の方がそれを閉じて、安らかな顔に化粧をほどこします。
納棺の時皆さんに顔を見せるのですが、これをしないなんて考えられません。
オプションだったと言われてもする方が多いでしょう。
このような形で明細に載せず、追加はオプションになりますといいぼったくられるのだそうです。
葬儀社ですが、検索できるサイトがいくつかあります。
↑お急ぎの方のためサイト。
↑葬儀社の見積もり比較サイト。
24時間対応です。
↑低価格で葬儀を行いたい方に。
資料請求は無料です。
NHKで紹介されています。
私の両親は父を一般葬(価格は高い)、母を家族葬(一般的な葬儀)で行いました。
その葬儀、葬儀の見積もりなどの実話は
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