実際の父母の葬儀費用とその節約術

葬儀社の方と話している絵

父母の葬儀を行いましたが、今回は葬儀の費用の相場と実際に私達がかかった価格やちょっとした節約というか、オプションで価格が膨らまなくなるよう気をつけたことなどを書いていきます。

葬儀は葬儀社の言うなりになっていれば10万単位で出費が増えていきます。

葬儀の費用と言ってもいろんな物があるのでちょっと分けて考えたいと思います。

  • 葬儀社に払う費用
  • お坊さんに払う御布施
  • 香典返しの購入代金

大まかに支払先は上のように分かれると思います。

私の両親は60代で経営していた会社が倒産。

その後借金の返済に奔走し貯金はあまりありません。

また私達子供三人もそれぞれ子供がいて決して生活が楽ではありません。

だから死亡保険内でなんとか葬儀関連を全部済ませたいと節約に頑張りました。

葬儀社に払う費用の節約

私の父は見栄っ張りで、たとえ会社が倒産しても服も良いものを買うし、食事も美味しいものを食べていました。

だから母は

葬儀はお父さん好みの立派なものをしてあげないと

と言い父は70すぎで亡くなったのですが、一般葬を行いました。

だから葬儀そのものの節約は難しかったです。

葬儀社に支払う代金だけで約100万円かかっています。

ですが、母はそれほど贅沢な葬儀は望まなかったので家族葬を行いました。

一般葬ではなく家族葬にするだけで費用的には押さえられます。

一般葬と家族葬の違いは
↓こちらの記事で書きました。

■生前葬儀見積もり、葬儀方法など
一般葬と家族葬の違いを描いたイラスト

↑どのタイミングで生前見積もりしたか?
(母は父の葬儀の生前見積もりを嫌がりました)

どんな葬儀だったかその違いなど

オプションで私が個人的に進めないものを次から紹介します。

故人をお風呂に入れる湯灌はおすすめしない

最後の期間というのはおそらく故人はお風呂にゆっくり入れません。

両親もそうでした。

母はお風呂が好きだったので、

自宅に帰ってゆっくりお風呂に浸かりたい

と入院中には言っていました。

葬儀会社の方からもお風呂に入れる【湯灌】はどうされますか?と聞かれると思います。

湯灌はまず最初からついてはいません。

ほとんどオプションで10万円前後かかります。

良い事に聞こえるのですが遺体を浴槽につけると実は腐敗が進むそうです。

実際葬儀社の方に、

あなたのご両親が亡くなられたら湯灌をしますか?

とうかがったところ

しません。

と即答してくれました。

湯灌は故人にとっても見ず知らずの人に服を脱がされ慌ただしくお風呂に入れられる行為

私なら絶対に嫌です。

お風呂に入りたいのは一人でゆっくりしたいからですよね。

母が風呂に入っているイラスト

メモリアルアルバム・別途の額縁

故人との思い出の写真をDVDやアルバムにするサービスがありました。

こちらは即決で申し込んでいません。

両親の自宅には山のように写真があり、それらを遺品整理として親戚に分配しました。

また、写真をきれいに引き伸ばし別途の大きな額縁(A3用紙程度)に入れてくれるサービスもありました。

こちらは父の葬儀の時、母は父の写真を入れてもらうオプションを付けました。

父の写真と、横に相田みつお風の言葉が入ったものでした。

母は仏壇の横にずっと飾っていましたが、その約1年半後母がなくなりその額縁は引き取り手がなく処分しました。

故人の写真も額縁のサイズが大きいものをすすめられますが、置き場所に困ります。

小さい方が設置に困らないですよ。

写真系は処分するのに気が引けますから、できるだけオプションは避けたほうが良いと思えました。

生花・供花などの追加はできるだけ抑える

花の追加もすすめられますが、花はもともと葬儀のセットに付いてます。

更に親族より供花もそこそいただけるので、どちらの葬儀の際も追加はしていません。

花は葬儀一回で全部処分されます。

本当にもったいなく感じました。

ただし、少なすぎると貧相な感じになるので予め供花の数を確認してあまりにも少ないようでしたら追加しても良いかもしれません。

葬儀の供花の写真

私は父が母子家庭で、母もそれほど親戚が多いわけではなかったですが、お花は追加なしでもまったく少ないとは感じませんでした。

棺・骨壷のグレードアップ

背が高すぎて入らない、故人が花の棺に入りたがっていたなど故人の遺言や仕方がない事情がある場合はグレードアップも仕方がありませんが、特になければ通常のものでも大丈夫だと思います。

棺ですが、両親の葬儀のときは葬儀中、棺の前に物がいっぱいあるので特に見えなかったです。

葬儀場から出る際にようやく人目につきます。

でもどんな棺だったか私は覚えていません。

最後の方で悲しみに包まれている中なので皆さんそれほど冷静に棺のデザイなどチェックしていないと思います。

骨壷についても同様です。

火葬場で壺は見ただけ。

あとは袋に入っていました。

もう覚えていません。

ただ、父の葬儀のときは母は骨壷をワンランクアップしています。

大切な伴侶が亡くなった場合、とにかく葬儀社の方の、

故人が喜びますよ。ワンランクアップしませんか?

に応じるようです。

予算があればそれでも良いと思います。

予算がない場合は、今生きている方の生活を優先したほうが良いのではないでしょうか。

葬儀社に払った金額は父が約100万円、母が80万円ほどでした。

オプションはあまりつけていません。

シンプルに行いました。

お坊さんに払う御布施

葬儀の際のお布施の写真

お坊さんには払う御布施はかなり高いです。

宗派にもよるそうで、浄土真宗は安いとかなんとか・・・。

20万~30万だそうです。

葬儀社の方の話だと、安いところでは10万円ほどのところもあるそうです。

うちは両親が懇意にしているお寺さんがあるのですが、そこは相場より高くびっくりしました。

特に親しくしているお寺がない場合は葬儀社に紹介していただけますが、まずは親戚に聞いてみるほうが良いです。

あまりよくない葬儀社もいるそうで、わざと高額なお寺さんを紹介し、山分けするところもあると聞いたことがあります。

誰かから紹介してもらった等、信頼できる葬儀社の場合は聞いてみてください。

香典返しは楽天で購入

葬儀社に頼むこともできましたが、費用を抑えるため楽天で注文しました。

1.家族で香典返しの金額を決める(3/1ぐらい)

2.ショップにある【エクセル】をダウンロードし、商品を決めて記入。

 エクセル対応しているショップがあり、まとめて注文はそちらが便利。

 <ない場合はメールに書いてもOK>

3.そのショップにエクセルのデータを送付。

↓こちらのショップが一括配送に対応しています。

葬儀社のカタログだったら3000円のものも、2300円ぐらい程度だったりするので、数があれば断然ネットショップのほうが安くすみます。

また、近所の場合は母は自分で挨拶も兼ねて持っていきました。

配送料もバカになりませんから。

葬儀会社との話のコツ

オプションは即断しない。

気持ちは揺らぐかもしれませんが、そのオプションは必要ないものかもしれないです。

ネットや親戚などに聞いてみて改めて返事をするように葬儀社の方とのやり取りは気をつけました。

また、私はいつもメモを持ち歩いて聞きたいこと、聞いて調べたいことをメモしました。

葬儀社の方と話している絵

即決せず、しっかり考えてどうしても必要なオプション以外はつけないようにすると、10万単位で葬儀費用が下がってきます。

落ち込んでいるときですが、なんとか乗り切ってください。

葬儀が終わっても49日、1周忌、お墓への納骨など法要が待っていてまた出費がきます。

費用を抑えることは大切だと思います。

まず、見積もりは最低2社以上からとってください。
 ※私は3社からとりました。

そして、項目ごとに比較して、それぞれの見積もりにないものについてどうなっているか聞くのがこつ。

一括見積などもしてもらえるサイトがあります。

↑当日対応(24時間)の葬儀会社紹介サイト

普通に葬儀社も紹介していただけます。

電話がメインなので、お年寄りの方の場合でもやり取りがスムーズ。

↑一括見積もりサイト。

↑葬儀まで余裕がある場合はそれぞれの葬儀社と直接会話して信頼できるか話を聞いて判断するといいです。

私の場合は話を聞いたのは2社。

↑低予算でも葬儀をあげてくれる葬儀社を紹介していただけます。

↑こちらはNHKやフジテレビなどのメディアにも取り上げられているのでご存知のかたも多いのでは?

その他、私の両親のお墓や法事、遺品整理の話などは

↓こちらのカテゴリーでご覧になれます。

両親の葬儀・遺品整理・お墓の話等色々

↑母は最初、父のの納骨を嫌がりました。

その時どうしたのか?

また、お墓は特に現代では形態が変化していますし、費用もピンきり。

両親がなくなった後、家をたたむ場合も20万以上かかることもありますが、こちらも低予算ですませました。

何かと頑張って費用を抑えてやってきていますがそんな話です。

よかったらあわせてご覧ください。

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