自宅に作る自宅墓について

自宅用のお墓「自宅墓」のイラスト

※2018.07.18 この記事の一番最後に重要な追記を追加しました
以下はその追記以前の考え方になります。ご注意下さい。

お墓は霊園、墓地に作るものと思っていました。

両親のお墓を作るまでは。

現代は、引っ越しや田舎から都会に出る方が増え、同じ場所にあるお墓を守り続けることが難しくなってきています。

また一極集中で都心の地価が上がりお墓の価格もそれに伴い高くなっています。

マンション墓や家の中に引っ越しても持っていける小さなお墓代わりの手元供養が増えてきているのは当然だと思いました。

私も亡くなったらお墓を作らずに手元供養だけでいいと思うようになりました。

実際にお墓を作らないとおそらく親戚が色々言ってくるかと思います

また縁起が悪い、そんなのよくないなどともアドバイスをされるかもしれません。

そんなアドバイスを気に病むタイプの遺族(家族)なら普通のお墓のほうがよいかも。

そんな言葉を吹っ切ってくれるような、親戚や周りが

あの人ならそう言うよね

と自分の主張に納得してもらえるほどの生き方をされていたらまず大丈夫だとは思います。

自宅のお墓を持つにあたって、2つのパターンが考えられます。

・一つは霊園にお墓も作り、自宅にも手元供養としてお墓を設ける場合。

 -この際は分骨になります。

・もう一つは霊園など外の墓は作らず手元供養のみの場合です。

 -この場合は、残った遺骨をどうするか考えなければなりません。

お墓を霊園にも作って自宅墓を作る場合

こちらのパターンのほうがまだ多いかもしれません。

この際は分骨になります。

分骨は縁起が悪いのか?

分骨についてもまた「よくないそうよ。」「縁起が悪い。」など言われるかもしれません。

ですが、昔から分骨は普通にある習慣でもあるので、私は特に問題はないと思っています。

葬儀場のイラスト

大阪に住んでいますが、大阪では火葬後の遺骨は骨壷に入る分しかもって帰りません。

父も母もそうやって骨を斎場に残して帰っています。

その残った骨は然るべきところで祀っていただけるようになっていて特に疑問にも思いませんでした。

分骨が縁起が悪いのなら、大阪の人全員縁起が悪いことをしている事になりますよね。

ありえないです。

その他の地方はどうなっているのかわからないのですが、こういう地方もあると説明すれば納得していただけるかもしれません。

その他の点では誰でもお参りできるよう霊園に墓石があるのでおそらく問題はないと思います。

また転勤族等、お墓を毎年きれいに保てるか不安な場合は、【個人のお墓から、合祀の永代供養がセットのプラン】がある霊園と契約するといいと思います。

墓じまいの時期を決めてその時がくれば、大勢を一緒に祀る合祀供養に移行するプランです。

私の両親はそういう霊園と契約しています。

↓こちらの記事です。

父母のお墓選びの話

自宅墓の種類については次の項目の下で詳しく説明している部分がありますのでそちらを御覧ください。

霊園にお墓を建てず自宅墓のみにする

こちらは、親戚の方が気軽にお参りできないというデメリットがあります。

ですから家にお参りしに来ていただくか、どうしても気軽にお参りしたいという方がいれば、それぞれに自宅墓のように分骨するかになります。

例えば私の場合ですが、最初に父がなくなりました。

もし母が自宅墓にしてしまうと子供である私達は母が必ず家にいる時に家にお参りする以外は方法がなくなります。

それはそれでいいと思うのですが、ご家族にそれぞれ手元供養のものを配るということもできます。

また転勤族の場合は、霊園を作ってもお参りできず放置になってしまいます。

ほったらかしのお墓よりはいっそなしにしたほうがましと考える方には自宅墓はいい選択肢だと思います。

ですが、自宅墓にした場合、たくさんの遺骨が残ってしまいます。

遺骨の処分・地域の考え方

×遺骨をお墓以外の場所に埋めて処分する

×他人へ遺骨を渡す

などの行為は法律で禁じられています。

そのため、残った遺骨は何らかの方法で処分しなければなりません。

<西日本の場合>
 火葬後必要な量の遺骨だけ持ち帰り、そのまま残りは火葬場に置いて帰ることができる地方が多いそうです。

 私も大阪在住ですが両親の火葬後は骨壷に入る分だけ持って帰って残りは他の方とまとめて然るべき場所で祀られています。

<東日本の場合>
 火葬場での遺骨の引き取りは条例で禁じられている地域が多いそうです。

 お墓を立てないなんてとんでもない!という風習も強いそうで、各地域で火葬場条例を確認し、親戚などとの兼ね合いも考えてお墓を立てない選択肢を諦めなければならない場合も考えておいたほうがよさそうです。

■残った遺骨の処分方法■

散骨が一般的です。

ですが骨の形状が分かる状態のまま山や川などで処分すれば【遺骨遺棄罪】を問われます。

遺骨は粉末状にしなければいけません。

墓地以外の区域への埋葬も法律違反ですし、自分のものではない山に散骨もだめ。

細かく砕き粉末にして公海上や故人や自分が所有する山に散骨するなら大丈夫。

一般的には業者へ頼むことが多いと思われます。

多いのは海への散骨ではないでしょうか。

船をチャーター、もしくは代行サービスを頼む事ができます。

楽天:散骨サービス一覧
 
yahooショッピング散骨サービス
↑Tポイントが使えます。

遺骨を粉末にするだけのサービスもあります。

粉骨だけしていただき、自宅用に少し残しあとはご自分で処分されててもよいかと思いますよ。

楽天や、yahooショッピングにもそういった業者が入っていました。

また葬儀を執り行った時の葬儀社に散骨の方法を聞いてみてるとよい業者を紹介していただけるかもしれません。

次な具体的な手元墓の品々の紹介です。

いろんな自宅墓

お墓に全く見えないもの、お地蔵さんの形状、お墓っぽいものなど色んなデザインがあります。

■遺骨を練り込んだプレート

135,000円 (税込 145,800 円)

裏側に、名前や生年月日などを刻印できます。

■ご遺骨で作るオブジェ・お墓やお仏壇の変わりキューブタイプ・タワー30

135,000円 (税込 145,800 円)

こちらも名前や生年月日などを刻印できるオプションがあります。

この会社では遺骨を練り込んだクリスタルの球タイプやタワー風オブジェなど色々なデザインに加工していただけます。

遺骨で作るオブジェ一覧

普通に遺骨をおしゃれな骨壷に入れて祀るタイプもあります。

二種類の自宅墓の絵

■小さい骨壺内蔵タイプのミニ仏壇セット

78,000円 楽天

お地蔵様の中に骨壷が入ります。

骨壷はネジ式で倒れてもこぼれません。

蓋を締めて持ち運びができるので、法要のときは広い部屋に、普段は身近な場所へと移動も簡単です。

次は自分で骨壷、おリンなどを選ベルタイプ。

 
■INORI-OUCHI(いのりのおうち) 15 ウォールナット

80,000円 (税込 86,400 円)

↑こちらが扱う商品はグッドデザイン賞も受賞経験があるので、洗練されていて美しいです。

中には位牌でも骨壷でも自由にセットできます。

同社の商品にはミニのお墓もあり、この家具のような仏壇にセットできるようになっています。

↓こちら

■手元墓クリアグリーン

80,000円 (税込 86,400 円)

水色の中に透けて見えている中心の丸と円柱でできたものが骨壷です。

高さは14cm。

見た目にはお墓ではなく、普通の飾りのようです。

中の骨壷はステンレスのネジ式。

錆びることなく長期保存ができます。

写真ではわかりませんが、黒い土台もセットになっています。

普通でいい!という方には、シンプルなセットもあります。

■ミニ仏壇セット・やさしい時間 祈りの手箱

36,000円 (税込 38,880 円)

写真立て、ろうそく立て、花、線香立てがセットになっています。

ミニ骨壷は自由に選べます。

↓こちらで一覧画像表示。

いろんなミニ骨壷一覧

中国の高級壺のような見事な装飾があるものから、シンプルデザインまで色々揃っています。

上記は楽天でしたがyahooショッピングにも色々あります。

yahooショッピング手元墓色々

↑墓石風のものも。

自宅墓は一所に定住する習慣が減ってきた現代における新しいお墓だと言えます。

地震も最近特に増えて、壊れてしまう墓石はそれでなくても敬遠されているようです。

私は自宅墓のみにしたいと思っていますが親戚や夫がどういうかはわかりません。

自宅墓を知る前は樹木葬を希望していました。

木のそばで風景のきれいな場所に埋葬される樹木葬は今増加中です。

また父の友人が予約しているのはマンション墓。

お墓は今後多くの方の悩みとなることでしょう。

今後もいろんなお墓の形態があるので調べてアップしていく予定です。

私の父母の葬儀、お墓選び、遺品整理などの体験談も記事にしています。

特にものが捨てられない両親でかなり散らかった実家でしたので、遺品整理はとても大変でした。

実体験の話は

↓こちらカテゴリーにまとめていますので

両親の葬儀・遺品整理・お墓について

よかったら合わせてご覧ください。

*–追記です。2018.07.18–*

お墓や葬儀、遺骨について色々この記事を書いてからも調べた結果、自宅墓はやめるかもしれません。

分骨はそうでもないですが、遺骨をたとえ一部であっても手元に残すのはよくなさそうです。

人はなくなると、仏教では成仏、キリスト教へは天国へ行きますが、遺骨が生者の手元にあることで一部死んでいない状態、つまり完全に亡くなっていない判定が懸念されるという記載をいくつか見つけました。

つまり、遺骨を生者が持っていることで、完全に死んでいないから成仏できない、または天国へ行けないことになる危険性があるというのです。

人はなくなると体は抜け殻で、遺骨はお墓(死者の集まるところ)に埋葬するなり、自然に還す(散骨)のが正しい

そんな記事をいくつか発見しました。

体感としても納得できます。

そうなるとお墓(私は樹木葬がいいと思っています。)を用意するか、散骨するかになりますが・・・。

→樹木葬について調べた記事

筆者もまだ悩んでおります。

人の死は経験者が語ることは不可能なので難しいですね。

追記以上—*

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普通のお墓以外の選択
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