お墓は必要なのか?

お墓は必要かといろんな墓を並べて問うているイラスト

お墓はいらない。そういう方が増えているそうです。

この記事は両親を二人共亡くし、葬儀を終え、

お墓なんていらない

(霊園に墓石という意味で。)

と感じるようになった、私なりの私的見解になります。

世界のお墓を調べたらお墓なんて必要ないと思えた

ヨーロッパはお墓を作りますが、その土地にとどまらない民族や宗教上の理由からお墓を持たない民族も少なからずあります。

お墓を作らないヒンドゥー教のインド人

インド人とインダス川の写真

インド人の中でもヒンドゥー教はお墓も持たない宗教です。

遺骨や遺灰を聖なるインダス川に流す「水葬」で遺骨を手元に残さないそうです。

日本でも今増えている海への散骨に近いものがありますね。

もともと遊牧民のモンゴル人は風葬

遊牧民であるモンゴル人の一部もお墓を持ちません。

お葬式は行いますが、その葬儀のルールに従って自然に返すそうです。

その遺体は動物に食べられたり、山の中で土に戻ったり。

あの仏教国タイもお墓がない

仏教国なので日本のような葬儀はあります。

そして遺体が火葬されるまではほぼ同じ。

その後の遺骨の扱い方が違います。

一部の富裕層はお墓を持っているそうですが、一般的には散骨が多いそうで、海や山、川などに流したすそうです。

他には遺骨を寺院の納骨堂や通路などの壁に置いてモルタルなどで塗る固めることも。

仏教には輪廻転生という考え方がありますが、【現世の体は一時的な魂の入れ物】のような宗教観なのかもしれません。

昔の人のお墓も身分の高い人のものしかわからない

平安時代の十二単のイラスト

では日本はのお墓はいつから?

弥生時代、平安時代などのお墓はどうなっていたのかというと、身分の高い人のもののみお墓が存在していて一般人の場合は今もまだよくわからないそうです。

おそらくただ土に埋めただけ、その土地によっては山の中、海へ帰すなど風習があったかもしれません。

言えることは一般人のお墓がそもそもあまり見つかっていないということだけ。

つまり現代のような個人のお墓はなかったのではないか?と思われます。

このように、過去や世界を見渡してもお墓のない文化は多数あります。

このように見渡せば墓石・お墓のない文化は多数あります。

彼らが成仏できていないのか?天国へ行けていないのか?地縛霊になったりしているのか?

(↑この文章については、それぞれの宗教観で考えてみて下さい。)

そんなことはないと思います。

むしろ高貴な身分の人、現世に固執している人のほうが成仏できていない方が多いのではないか?

という気がします。

葬儀・お墓のビジネス化に疑問を感じた

葬儀やお墓に費用がかかりすぎて悩んでいるイラスト

両親のお墓をどうするか色々検討しましたが、現代の日本で普通にお墓を立てようと思えば50万、100万ととても高い。

そして葬儀でも100万円程度かかっています。

本当に世界の葬儀や墓地の価格を見ていても日本は突出して高すぎると思えるんです。

葬儀そのものについても、すごくもったいないと感じました。

棺や祭壇の周りを多くの生花で飾りつけ、それの使用はその一度のみ。

その花はその一度だけで燃やされたり捨てられたりします。

棺も安いもので数万円、グレードによっては数十万以上かかります。

それも一度だけ。

骨壷についてもそうです。

お墓に入れてしまうし、必要なくなれば粗大ゴミ。

でも葬儀社はとにかく美しいものすすめてきます。

お墓についても同様です。

この石は見栄えがいいですよ。大きいスペースでゆったりと作ってあげましょうなどと。

そして極めつけ『故人が喜びますよ。』と言われます。

葬儀・お墓については儲け主義のビジネス化に疑問を感じ、踊らされているかのように思えるのも墓なんていらないと思った要因の一つです。

ただ葬儀については残された方の気持ちの整理のためしたほうがいいとは思っていす。

ですが正直渡しの場合はお坊さんを呼んでほしくないです。

説法も何度も聞いていますが、矛盾を感じたり、今の時代に全くあっていなかったりと感心するどころかこんな話をして、お経を読んでもらうだけでウン万円?!と今も思いながらもうすぐ母の法事です。

天変地異が多くお墓が壊れそうだからいらない

地震と大雨とお墓のイラスト
最近、地震や大雨など天変地異がひどく増えています。

私が住んでいるのも大阪。

南海トラフがずっと叫ばれています。

そんな中石造りで壊れる可能性のある墓石を何十万もして購入したいとは思えません。

壊れたときはどうすればいいのか?

その場合、墓石を頼んだ業者に修理をお願いすることになります。

なければ、修理してくれそうな業者を探さなければいけません。

もしくは「墓じまい」にする手もあります。

が何れにせよ費用はかかってしまいます。

残された親族の墓の維持費用を考えてもやっぱりお墓を立てたいとは思えません。

ですが、墓参りするのは残された方たちです。

そこも考慮する必要はあると思っています。

お墓の形は故人と親族の方たちで決めたらいい

お墓がほしい方ももちろん今でも多数を占めていると思います。

それは宗教観からくるもの。

私は故人の意思を一番に尊重してあげるべきだとは思います。

父も母もお墓を欲しがりました。

父は昔ながらの古風な人で、お墓の形も和風のもの。

おそらく両親からしたら『お墓がないなんてありえない!』と考えたでしょう。

お墓の費用も二人の遺産から出ています。
(入る予定の弟夫婦もお墓の費用は半分持っています。)

そして一括払いで永代供養までお願いできるタイプの霊園にしています。

このように、予算が故人持ちで残された親族への負担がほぼないならそれでいいと思います。

ただ、予算もないのにお墓がほしいというのはどうかとは思います。

故人にまったく遺産がない場合で遺族も必要ないと思う場合は、たとえ故人がお墓を希望しても『無い袖は振れない。』ということで作らず散骨でもいいと思います。

また、予算が少ない場合は昔ながらのお墓ではなく、安価な新しいお墓の形もあります。

樹木葬・納骨堂・自宅墓のイラスト

新しいお墓は、先祖代々この墓に!という考えのものは少なくほぼ一代もしくは夫婦限りで後の永代供養に変更されるタイプ。

こちらも私はなかなかよいと思えます。

<<樹木葬>>
  木のそばに遺骨を埋める。
  墓石ではなく小さなプレート式
  基本は霊園にあるので、親族がお墓参りもできます。

<<マンション墓・納骨堂など>>
  お墓のマンションみたいなもの。
  都心に増えてきています。
  雨でもお参り可能ですが、お盆などは混み合って大変なようです。

※樹木葬・納骨堂がある霊園検索は

↓こちらからできます。

検索条件に「樹木葬」「納骨堂」などが指定できます。

↑同じく【お墓を探す】のところから、樹木葬、納骨堂などが検索できます。

大手二社ですが、かぶっていない霊園もあるので、両方からさがしたほうがいいと思います。

納骨堂や樹木葬は、永代供養がセットになっていて、それまでは手入れもしていただけるので放置して荒れ放題のお墓にならないのがいいですよ。

<<自宅墓>>
  家の中にお墓を作ります。
  庭で作ったり、仏壇のような形があったり様々。
  遺骨の一部を骨壷に入れて祀ります。

  ※残った遺骨はそこらに捨てると遺骨遺棄罪にあたるので注意して下さい。

↓自宅墓についてはこちらで詳しく調べた記事があります。
■部屋につくる自宅墓について
二種類の自宅墓の絵

↑販売されている自宅墓のセットの紹介や、残った遺骨の処理方法なども書いてあります。

この自宅のお墓は転勤しても持っていけるので安心です。

いろんなお墓の形が生まれていますが、私はなくなる前に自分のお墓はこうしてほしいと自分で契約なり商品を購入するなりして亡くなりたいと思います。

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