この記事は「貧血の原因が子宮筋腫のせいの過多月経だった」というその1の記事の続きです。
1の記事はこちら
→■貧血の原因
ミレーナってなに?
医者から過多月経の治療で今までサイトテックを飲んでいましたが、毎回気分が悪く辛いと話したら「ミレーナ」を提案されました。
まずミレーナがなにか簡単な説明を受け、
「詳しくは小冊子を読んで検討して下さい。」
ということで渡されたのが上記の写真。
もちろん熟読&ネットでもいろいろ調べました。
ミレーナは子宮に入れるプラスチックの器具。
思っていたよりサイズは小さいですね。
ミレーナはIUSとも表記されていて、避妊具の一つ。
(IUS: Intrauterine System)
直訳:子宮内のシステム
私ぐらいの世代なら避妊リングといったほうが話は早いと思います。
イラストの白くて長いものがミレーナにあたります。
これが黄体ホルモンを少しずつ出し続け、避妊するようになっています。
この黄体ホルモンは子宮内膜の増殖を抑える働きもあり、子宮の内膜が薄い状態になるそうです。
子宮の内膜が血液と一緒に剥がれ落ちるてくるのが月経です。
内膜が薄くなるため月経の量も減るという理屈ですね。
避妊、過多月経に効果的な治療法といえます。
また薬は全身作用しますが、この場合は入れた臓器(子宮)のみに作用します。
ピルが飲めない喫煙者、私のような更年期の女性などに進められるようです。
ミレーナが向いていない人はいるの?
ミレーナを入れられるのは経産婦となっています。
私も子供を2人産んでいますが、出産経験がないと子宮が硬いそうで入れるのが難しいようですが、入れてくださるお医者様もいるみたいですね。
経産婦でも入れる時かなり痛む場合もあるとなっていて、私もこわごわです。
ミレーナ挿入の邪魔になるサイズや位置に子宮筋腫があったり、子宮が変形している場合などは入れても安定せずこちらも使用できないそうです。
ミレーナに危険性はないの?
体内に異物を入れるのはなんだか怖くありませんか?
私はタンポンですら嫌で今まで47年間、1度だけしか使ったことがありません。
だから最初は「体内にプラスチックなんてありえない!」とまず思ってしまいました。
ですが、ネットで色々情報を調べていくうちに、
薬より安全なのでは?
と思うようになりました。
使っている方も世界で20万人ともなっていて、一般的な治療方法だそうです。
日本は認可が遅く、平成19年(2007年)から使用でき、保険が適用さるようになった平成26年(2014年)だそうです。
もちろん副作用もあります。
月経出血日数の延長
月経時期以外の出血
月経周期の変化
腹痛
卵巣のう胞
骨盤内炎症性疾患
異所性妊娠
などとなっていました。
入れた後異常を感じたらすぐにお医者様に行ってくださいね。
入れた後はほったらかしでいいの?
もちろん定期検診があります。
効果は5年持続するそうですが、でてきてしまう方も。
私は入れた後1ヶ月ぐらいはトイレ後に、落ちていないか確認しようと思っています。
避妊目的の方は、妊娠したくなれば取り出せばいいだけですよ。
価格は避妊目的の場合は約5万。
過多月経の治療の場合は保険がきくので1万円ぐらいだそうです。
私は1万円程度ですね。
5年間で1万円ならやすいかなと思います。
今までずっとサイトテックと鉄剤を飲んでいますから。
来週いよいよミレーナを入れる予定です。
ミレーナは月経が始まって量が減る4・5日後が入れるのに最も良い時期だそうです。
入れたい場合はまず病院で診察を受け、予定日がわからない場合は始まった初日に電話を入れるように言われることが多いと思いますよ。
ひどく痛い方もいらっしゃるようなので、通院は自分で車を運転するよりバスやタクシーなど安全な方法を取るほうがよいかも。
私の場合は夫が会社を休んで付き添ってくれる予定です。
その1でも書きましたが、私には子宮筋腫があります。
サイズは前回測った時2.9cmと言われました。
無事入れられるか?定着するのか?
それほど大きくないですがきちんと定着するのでしょうか?
その話は次回の記事で書きますね。
次はミレーナを実際に入れた時の詳細記事です。
↑痛みの度合い、出血などについて結構詳しく書きました。