
前回は中3のときの話。
全く学校へ行っていないので、進学先は通信制高校かもしくは定員割れの定時制夜間のどちらかになります。
次男は夜間を選びました。今回はその理由や、現在は学校へ通えてるのか?などについて。
今までの不登校の経緯は
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定時制夜学を選択した理由
次男は自分で工業系の定時制の夜学を選択しました。
次男の定時制も単位制高校です。
選んだ理由ですは、
通信制高校で卒業するのはきっと俺には難しいと。
その難しいと思う次男なりの理由は、
通信制高校は課題を与えられ、それを自分一人で自宅で学習し提出し単位をもらう仕組みになっていて、次男はたった一人で勉強して提出、それを三年間続けるなんて無理だと考えたからです。
通学コースもあると行ったのですが、午前中から通学もしんどいし嫌だと。
あと通信制高校の進学先は大学、もしくは専門学校が比較的多く、就職はそれほど多くありません。
工業の定時制はほとんど就職です。
そして就職先は学校が紹介してくれます。
次男は即就職したいという思いがあったのも定時制の選択だったようです。
定時制と、通信制について次でまとめますね
定時制、通信制それぞれについて
通信制高校
●受験は大抵が面接のみで小学校からの不登校でも入れる。
進路は、大学、専門学校、就職とあるが進学よりの学校もあれば就職よりの学校も。
学校による。
通信制と言ってもたまに行く必要がある。
●名前は学校でも、見た目が学校ではない。
ビルの一室かもしれないし、戸建てみたいな普通の家の場合もあるしで、学校のイメージからは遠いところが多いです。
あんなところは学校なんかじゃないと拒否する子供もいました。
※普通の学校に通信制の部があるところも少ないですがあります。
●通学コースは大抵の学校で用意されている。
1週間1日、3日、5日など。
こまめに変更できるところもあれば、変更が年一度程度のところも。
●費用は高く付く場合が多い
週5コースは通常の私立高校より費用がかかる場合が多く、年100万超えるところも。
逆に完全通信コースはかなり安くなっている。
スポーツ選手など、現役で活躍し世界を飛び回っている場合はこの完全通信制コースを利用されていると聞いた。
普通高校から途中で転向してくる子も多数。これは夜学も同じ。
現在2年など無事進学できている場合、もとの学校からの学習済み内容をある程度持ってくるようなことができるらしい。(詳しくは通信制高校に問い合わせて下さい)
通信制コースから大学へ進学したとして、通学日数が少ない場合は大学の中途退学が多いと聞く。
定時制高校~息子の工業系夜学の場合
●受験はあるのでその日にテストを受ける必要がある。
大阪ですが普通に朝一番から通常の公立高校と同じテストでした。
定員割れしているところが多くよっぽどでなければ合格するが、そのよっぽどの場合は落ちることもあるらしい。
次男の学校では「掛け算がやばい」とつぶやいている子がいましたが合格していました。
●進路は就職がかなり多い。
次男は学校からの斡旋で、入学と同時にハローワークへの登録をしました。
~定時制のクラスメイトですでに日中働いている中年男性もいます。
●クラスメイトが多様。
私達親より年配の方、20代、一年留年している子と様々です。
生活保護家庭などもあり、高校生ですでに家計を補っている場合も。
次男の学校では半数がヤンキー系、半数が不登校引きこもり系な感じです。
●制服なし。体操服はスポーツ用の半パンとジャージだけ。
50代が制服や高校の体操服着たらコスプレですよね。
勉強は全く難しくなく、初めての授業は2桁の足し算引き算(マイナスの計算など)。
漢字なども小学校~中1レベルです。
社会の話ですが、出席し、授業を聞いて、渡されたプリントのカッコの中に先生が言う通り答えを書いて出せば大丈夫。
ただ、不登校系の子供には出席するのが大変ではあります。
●必要出席日数は少ない
でも全日制より必要出席数もかなり甘く、4割ほどまで休んで大丈夫と言われました。
次男も週1-週2で休んでます。
これでも卒業は可能なペース。
生活が苦しい家庭のため、高校を卒業という資格を与え就職を有利に!という目的の学校だと感じました。
●公立の定時制高校は費用が格安
受験料は千円以下(中高一貫校の長男の私立高校は2万)学費は年間3万ちょっと(長男は60万超え)。
ギリギリでも「通える」とお子さんが言うのであれば、定時制はおすすめではあります。
通うことで子供に色々変化があるかもしれないです。
また通えずやむを得ず通信制に転校する場合でも費用が安いので諦めも付きやすい。
定時制だと大学進学を希望するようになった時厳しいと思います。
どちらがいいかはやはり子供の希望優先なんでしょうか…。
中学不登校から定時制高校へ通えてるのか?
今年はコロナで、初期は全く通いがありませんでした。
その後一週間に一度提出物を持っていく。
そして、1週間2回登校→毎日登校に徐々に増えていきました。
これは不登校だった次男にとっては助かる状態だったと思います。
ですが、毎日通えてるわけではありません。
一週間に1-2日ほど休んでいます。
自転車通学なので、雨が降ったら行かない、今日はこの教科を受けたくないから遅刻する、などいろいろな理由です。
傍から聞いてるとわがままだらけの理由です。
ですが、次男にとっては正当な理由?認知に歪みが生じています。
不登校から高校へ進学、生まれ変わったように毎日通える子もいますが、高校でもいたり行かなかったり、転校したり中退したりと不安定なお子さんのほうが多いです。
中学不登校、なぜ高校でも普通に通えていない場合があるのか
次男もそうですが、お子さん自身になにか問題がある方が多いからかもしれません。
多くは発達障害(AHDH、ASD大抵が併発)、学習障害(LD)、起立性調節障害(OD)などです。
またHSP(これは病名ではなく周りに過敏な人たちの呼び名)かもしれません。
我が家は長男がADHDと診断受けてます。
ですが長男は軽度で知的には高いので、高校をなんとか卒業後、難関大学へ進学しています。
不登校の次男は個人的にはASDが強いのでは?と思っていますが多分診断は出ないと思います。
次回はそんな不登校になる隠れた要因について、我が家の状況も交えて書いていきますね。