次男の不登校が始まったのは中2の1学期から。
外に出るのも嫌がりだし、靴を履く日が少なくなっていきました。
塾も夏休みの夏期講習前に辞めました。
その後どうしたか?どうすればよかったのか?次男の気持ちは(これは数年後から聞いた話)をまとめていきます。
不登校になる前からその直後などの学校、身体的症状などのはなしは「不登校」カテゴリーから記事をお読みになってください。
※行かなくても卒業できる中学の話です。高校では卒業が関わってくるのでご注意ください
学校へ行かなくなったら(行けなくなったら)
私が色んな人不登校の方々と交流して、個人的に良いと思った事を書いていきますね。
- 学校に行かせない(今は行くな、と言ってもいい)
- 親だけでもいいので医者を探す
- 勉強を強制しない
- 好きな事をして心を回復させる(注意が必要)
- 外に出れるなら外に遊びに連れ出す
- 親、特に母親が鬱になるのでストレス解消法を探す。
次から一つずつ話していきますね。
1.学校に行かせない
子供が学校へ行かなくなったら、最も大切なのは無理やり行かせないことだと思います。
中学の場合は登校ゼロでも卒業できます。
これは親にとってとても難しいですが、一番肝心なところでもあると思っています。
子供も学校へは行かないのは人生にとって良くないとわかっています。
それでも行かない、行けないという状態ということは
心が限界になっていて行ったら心が壊れるかもしれない状態になっていると思われます。
無理やり行かせることで自傷、家出、最悪自殺などの危険も出てくるかもしれません。
いけなくなった直後は、うつ病のような状態になっている場合が多いです。
無理やり学校行かせようとしているときの大抵の子供の状態、また、不登校初期に見られる子供の状態は以下で。
暴力的、暴言
我が家は息子が壁、ドア、机を殴って穴があいたり、凹んだりしています。
家族、特に母親に暴力的になり、ひどい暴言傾向があるようです。
ほとんど発狂レベルで叫びながらものを投げつけたり壊したりし始めることも。
※暴れだした場合、声をかけるとほぼ悪化します
「落ち着いて!」「聞いて!」なんて声かけも届きません。逆効果になり更に暴れることも。
こうなった場合は一人にして、他の家族は逃げましょう。できればコンビニなど用事を適当に言って外出がいいと思います。それが一番正気に戻るのが早いです。
理論が通じない
論理的思考が出来ません。
ほぼ日本語が通じない状態になっていました。
子供「朝起こして」
母「じゃ早く寝なさい」
子供「嫌」→深夜までスマホやゲームで朝方寝る。
朝、起こしても起きないと怒り出す、暴れだすなど。
と、どこかで読みましたが、2歳のイヤイヤ期からもう一度やり直している感じでした。
自傷行為
リストカットが有名ですが、抜毛行為、頭を壁に打ち付ける、太もももを激しく叩くなど、自分を傷つける行為をする子供がいます。
次男の場合、イライラしていると頭を掻きむしるのですが、やりすぎて血を流していました。
2.医者を探す
不登校の場合、大抵の子供は医者にかかりたがりません。
ですから、まずは親が子供のメンタルを見てくれるような医者を探して電話してみてください。
通うのは親だけになる可能性大ですが(私もそうでした)。
悪徳精神科医なんかもいますので、一軒で良い医者が見つかるとは限りません。頑張るしかないです。
次男も医者は全拒否。
発達障害や起立性調節障害などの専門医にかかっていましたが、通っていたのはわたしだけでした
カウンセリング料というのを取られます。
できれば子供の状態の動画を撮ったり、幼児期はどうだったか?など思い出してまとめていくとスムーズににカウンセリングが進みます。
また進路についてもアドバイスを頂けます。
◯通信制高校→入試なしの面接のみが大半
◯定時制高校→定員割れしてるところが多く、受験さえできれば大抵受かる
↑こちらで不登校児の進路について書いています。次男は定時制へ。
2020.09.10現在、行きしぶり中で進級もあやうくなってきています。
3.勉強を強制しない
不登校のとき勉強を無理矢理やらせても大抵無駄です。
後に聞いても、その時期の記憶すら曖昧です。
あまりにもストレスがかかると記憶力も思考力も落ち、後に覚えていない事がよくあるそうです。
命に関わるような怪我をしたときの前後の記憶がぼやけているとかもそのせいだそうです。
以下は他の不登校児、うちの次男などが言ってた(つぶやいていたなど)ことです。
「教科書を開いても頭の中が真っ白になって何も考えられない」
「鉛筆を持つだけでも、嫌な気持ちでいっぱいになって手が震えだした」
「答えを写すことすら辛いくなって出来ない」
この状態で勉強させてもストレスが増すだけで、逆にメンタルに悪影響。
メンタルクリニックに通っている友人(30代の時の話)が医者からいわれたことで不登校にも通じるかもと思ったことがこれ。
「嫌だと感じる事は全て一旦遠ざけましょう」
それが回復への近道。
仕事もやめて、自宅でダラダラしていたそうです。
しばらくして思考力も戻り死にたくなったりするのも良くなったと。
学校・勉強・あと、人によっては友人も。
中学程度の勉強の遅れは、その子が復活できれば高校で十分取り戻せます。
通信制高校で有名なN高校では東大合格も出たそうです。
ただし、その子個人の持つIQ、知能があります。
こちらも医者で検査していただけますが、もともと低い場合は努力では補えません。
子の知能は両親の間だと言われ、進学できる高校のレベルもその間が多いそうです。
不登校の原因に、発達障害、学習障害、軽度知的障害などが隠れている場合があるので、そちらの記事を合わせて読んでいただければと思います。
4.好きなことをして心を回復させる
普通の人は目標のために嫌なことも頑張れるます。
でも病み始めると嫌なことができなくなり、好きなことだけ出来ます。
この時期はとてもわがままに見えてしまいます。

その時に責め続けると更に悪化し、好きなこともできなくなってきます。
この好きなことができなくなるまでメンタルが落ち込むと、回復にとても時間がかかります。
ユーチューブを見たり、アニメを見たり、アイドルを追っかけたりでもいいです。
好きなことをしてメンタルの回復を待ちます。
このとき、ゲームに没頭する子が出てきます。
このゲームに没頭する場合、ゲーム中毒になり入院するレベルで悪化する子もいるので、ゲームは注意です。
特にFPS、TPS系の打ち合うゲームは男の子でも特にゲーム中毒になりやすいと言われています。
フォートナイトやCOD、APEXとかですね。
おもらししてもゲームをやめない、食事を取らないなどがでたら、病院に相談してみてください。
高校生ぐらいになってくるとMMO(オンラインで他人とつながるマルチのロールプレイングゲーム)での中毒がよくあるようです。
ツイッターで入院するレベルのゲーム中毒患者の保護者、二人を知っています。
一人は小学生男子で打ち合うゲームにハマって取り上げたら暴れています。
一人は高校生の女子でMMOだそうです。
このゲーム中毒になるかならないかも素質があるようで、中毒になる子は少ないです。
ゲーム中毒について
次男も不登校になり引きこもっている間はゲームに没頭し、負けたら壁を殴りスマホをグーでどつき、投げつけていました。
ですがゲーム中毒まではなりませんでした。
一応ゲーム中毒が怖くて、それ以外の時間を増やすために
◯小説は望むだけ買ってあげる
◯ネットフリックス(動画配信サービス)と契約(アニメを見ています)
こちらの2点をしました。
不登校になった場合、ゲームも自由にさせ、昼夜逆転になるかもしれません。
ですが、子供にゲーム中毒についての説明と(おもらししたり死ぬ人もいる)それ以外の楽しみをできるだけ用意してあげてください。
昼夜逆転
不登校児が昼間起きてると、普通に学校へ行っている子達に思いをはせて、辛い気分になるみたいです。
その時間は寝て、夜みんな学校へ行っていない時間だけ起きることでストレスを緩和させている逃避行動の一つ。
昼夜逆転は不登校児の自分を守るための現象の一つなんでしょう。
とにかく好きなことをし、嫌なことから遠ざけて、メンタルが鬱状態から抜け出すのが先決です。
この時点でかなり長くなってしまったので、次の
5.外に出れるなら外に遊びに連れ出す
6.親、特に母親が鬱になるのでストレス解消法を探す。
ついてはその2の記事に書いていきますね。
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