前回の記事は下の1.2.3.4まででした。
1. 学校に行かせない(今は行くな、と言ってもいい)
2.親だけでもいいので医者を探す
3.勉強を強制しない
4.好きな事をして心を回復させる(注意が必要)
今回は以下の二点
5.外に出れるなら外に遊びに連れ出す
6.親、特に母親が鬱になるのでストレス解消法を探す
5.外に出れるなら外に遊びに連れ出す
もし日中に外に出られるなら、公園や、外食、ショッピング、BBQなどに連れ出すといいと思います。
平日は難しいでしょうから土日祝に。
強く嫌がるようなら仕方ないですが、服やアクセサリーを買おうなど言ってみたり、外食や、ゲームを置いているお店、またアウトドア好きならBBQなどに。
楽しめてそうであればそれでいいと思います。
次男は食べることが好きなので、外食に頻繁に行っていました。
ラーメンなど好きな食べ物のためなら、車で30分以上かかるようでも有名なところならついてきたのであえて遠くに連れて行ったりしてました。
移動中は次男は割とよく喋っていました。
自分の価値観、周りとの違い、違和感や思いなど、かなり愚痴ばかりだけど、聞けたのはいいことだと思います。
また次男も吐き出すことで自分の中で感情が整理でき良かったんじゃないかなと思います。
6.親、特に母親が鬱になるのでストレス解消法を探す
一番肝心かもしれません。
私は不登校になってすぐにツイッターをはじめました。
すると沢山の不登校で悩んでる保護者、特にほとんどがお母さんで、不登校ベテラン保護者に幾度となく励まされました。
大抵の方が、ひどいことを言われています。
- 家庭で甘やかせすぎ
- 愛情不足
- 仕事にかまけて放置しすぎ
- 両親の不仲のせい
などです。
それぞれ反論を上げていきます。
家庭で甘やかせすぎ
甘い!無理矢理でも連れて行くべき
↑抱っこでもするんですか?
意味がわかりません。
それでも子供を無理やり行かせて、自殺でもしたら、そう言った人は責任取れます?
行かせない勇気を持っている、この記事を読んでるみなさんは間違っていません。
でも不登校ではない子供を持つ方にわかるすべもありません。
1.不登校になる前は普通の家庭だったと思います。
1.もしくは厳し目だったのでは?
↓↓↓
2.不登校になったから優しく接するようになる。
不登校になった状態の家庭を見る普通の家庭からは甘やかしているように見える。
2の状態が見えているので、一般家庭からしたら甘やかしていると思えてしまう。
実は順番は逆です。
2.愛情不足
愛情不足だと感じていた子も中にはいるかも知れないですが、家庭に引きこもるということは、「家庭が安心できる場所だから」です。
虐待を受けている子供は不登校にはなりにくいらしいですよ。
学校が安心できる場所なので。
お子さんも、愛情があるのは感じているから家にいる。
でもその愛情は子供が望んでいたものとは違う形だったのかもしれない、というのはあり得るでしょう。
そういった場合は「この不登校は親のせい!あんたのせいだ!」と責任をなすりつけてくると思います。
中学受験して難関一貫校に合格後ドロップアウトのパターンなんかはこういった場合が見受けられます。
この時、全部、親のせい、私のせいだと責めることはありません。
一時的なものです。
子供もただ、同しようもない不安を発散するためにあたっているだけのところがあります。
中受も自分のことを思ってしてくれたとはわかっている。
ただこんな辛い学校へ入れたのはお前だ!とはなっているかも。
でも落ち着き、先が見えてくると一方的な責めはなくなり、心機一転し高校へ通える子もいます。
実際、次男も不登校直後は私にあたってきましたが、メンタルが落ち着き会話ができるようになってきたら「お母さんはいいお母さんの方だと思うよ」と言ってくれるようにまでなりました。
次男は中2の2学期以降、教室へ入ったのは両手で余るほど。
それでも定時制高校を受験し合格、今の所通っています(かなり休みがちですが…)
不安定なのは子供の気質。生まれ持ったものが大きいです。
長男はADHDながらも難関中高一貫校を落第しそうになりながらも休まず通い、難関大学の推薦までもらっています。
長男はメンタルが強いです。
次男は打たれ弱いタイプ。
愛情不足なのではなく生まれつきの気質のため通えないのが一番多いと思います。
仕事にかまけて放置しすぎ
フルタイムの共働きの家庭全員不登校ですか?
違います。
これもやっぱり気質。
仕事をやめても不登校じゃなくなるわけではないです。
ただ自殺しそうで怖いと時短勤務に変わられる方もいます。
「家についたら子供が死んでたらどうしよう」とつぶやきながら仕事に行ってた方も…
中学になっているなら、時短はいいと思いますが、やめてしまうと
「私のせいで仕事をやめた」と責めるパターンもあるので、やめるのどうでしょうか?
ただ自殺願望が強い子の場合は目を話すのはたしかに怖いですね。
この仕事については各子供の状態を見て、できるだけ続けたほうがいいとは思います。
両親の不仲のせい
次男が不登校になりましたが、うちは家族仲はいいです。
夫婦仲は多分かなりいいほうですし、兄弟仲も悪くない。
でも不登校でした。
まさかうちの子が?!とびっくりしました。
両親の不仲についても、もともと悪い方も多いですが、不登校になり夫婦仲が悪化というパターンが多く見受けられました。
毎日罵り合いをしていたり、一方的にどちらかが怒鳴られ続けるのは子供にとっても悪影響であるのは確か。
不仲のせいと本当に思うなら、一旦別居という方法を取れば落ち着くかもしれません。
近場の安い賃貸アパートでも借りて逃げ出してみてはどうでしょうか。
どちらにつくかは子供が決めたらいいと思います。
学校を転校しなくてもいい距離で。
住民票を移動しなければ実際には遠くに住んでいても学校はそのまま通えます。
↑北海道・東北・北陸・関東・東海・近畿・中国四国・九州沖縄
などエリア別、沿線別に賃貸を検索できます。
家賃ですが、別居中であってもある程度の生活費はパートナーに請求できます。
婚姻費用の受け取りは法律で定められている権利です。
「別居中の生活費 請求方法」などで検索してみてください。
不登校の子供+負担でしかないパートナーがいては病んでしまいます。
ツイッターでは保護者自身が鬱になりメンタルクリニックへ通うパターンも多いです。
嫌なものから遠ざかれるなら不登校児だけでなく保護者も、かもしれないです。
保護者は自分の楽になる方法を見つけて
パートに行くほうが楽ならそうする。
映画が好きなら見る。
コンサートが好きなら行く。
スイーツが好きなら食べに行く。
ゲームが好きなら楽しむ。
ダラダラが史上最高ならダラダラする。
自分を少しでも軽くする方法を模索したらいいと思います。
逃げる場所、時間を大切にしてください。
頑張りすぎなくていい、休んでいいと、保護者が不登校児に見本を見せて。
頑張りすぎてる親は子供にとっても息苦しい存在かもしれないですよ。
まとめ
家族みんな、頑張りすぎない、無理しすぎない。
不登校の子供も、お母さん、お父さん、兄弟も。
元気になってきたら、ヒット(外)&アウェイ(逃げる)で現状脱出を試みる
今も次男は定時制は週3回ほどしか通えていません。
ですが週0日よりすごい進歩です。
定時制に通ってから、次男は始めたバイトも2日で辞めました。
今はそれでいい。
また2つ目に通い始めています。今度は何日出来るかわからないですが、また嫌ならやめたらいいと思っています。
不登校の原因や復活方法は人それぞれ。
みんなが各自で模索していくしかありませんが、少しずつ、外に出て逃げるを繰り返し、徐々に外に慣れていけばいいんですよ。
と現在も不安定な次男を抱えながら、そう思うことにしてます