
中2から不登校、中3はほとんど教室へ入らず定時制夜間の部に進学した次男。
1-2学期は週1-2程度は休んでいました。そのような状態で2年に進級できたのか?現在の状況は?
詳しく書いていきます。
次男が通う定時制は単位制。2つ落としても進級できる
定時制高校に進学後、一週間に1-2回休む日々が2学期後半まで続きました。
週半ばで休むことが多く、特定の教科だけがだんだん出席日数が足りなくなりつつも、次男もせっかくここまで頑張ったんだからとなんとか通っていました。
幸い単位制なので、2つまで単位を落としても大丈夫。
そろそろ1教科は確実に落としそうになった12月頃に友だちができました。
学校の勉強なんてくだらない(不登校が多いので、小学生からやり直しレベル)、クラスメイトもくだらない、行くのが嫌だと言い続けていましたが、次男にもようやく変化が!
友達ができて通えるようになってきた
クラスメイトをバカにして、クラスでも誰ともしゃべることなく一人でいた次男ですが、クラスメイトは実はすごく頑張っている子たちだと気づき始めました。
不登校が半分、ヤンキーが半分という感じです。次男は不登校系とつるんでいます。
ある子は、両親ともに中卒で母は働かず、毎日家に帰ったら喧嘩していてろくな夕飯もないと。
彼は小学校の半ばから不登校だと言っていました。アルファベットもろくに読めないようです。
またある子は正社員で9-5時で働いて、働いたお金の大半は家にいれて手元にはほぼ残らず、それでも高校卒業したくて定時制へ通っています。
一緒にいる仲間でアルバイトをしている子はほとんどいないと言っていますから、この子はすごい頑張り屋さんだと思います。
定時制で時間はたくさんありますが、アルバイトしている子は少ないようです。元不登校なので、学校で精一杯。
そんないろんなクラスメイトの事情を知り始め、俺は恵まれてる方でじゃないのか?甘えてたんじゃないか?と思い始めた様子が感じられました。
そして、だんだんとクラスメイトとしゃべるようになり、「友達と喋って帰ってくるのが遅くなった」というセリフが聞ける日が来ました。
友人ができたことで、3学期はほぼ毎日通える雰囲気になってきました。
自転車通学なので雨は嫌だと言って休みますが…。
ポスティングのアルバイトを始めた
定時制に通いだしても学校が始まる時間は夜の6時。昼夜逆転のままでも通えます。
ですが、日中に動いてほしくて私から次男にポスティングのアルバイトをしてみないか?と11月頃すすめてみみました。
高校に入ってしばらくした頃にアルバイトを2つほどしたことがあるのですが、1つ目は2日間でやめ、2つ目はたった1日でやめました。すぐに他人にいらいらしてしまうので、続けられません。
それ以降「俺にはバイトは無理だ」と思っていた様子。
ポスティングなら、他人と関わることもないし、時間も制限されないのでイライラする事は少ないだろうと思いました。
毎週発行されるフリーペーパーで月1万ほど入ります。ゲーミングPCがほしい次男は「やる」といったので、私が契約主になり、二人で配ることになりました。(16歳は契約できない)
一週間のうち作業は3日です。
1日はフリーペーパーにチラシを折り込む作業。(3時間程度)、残りの2日はポスティング。(3時間程度)。どれも私と分担しています。
基本的に日中の明るい時間に外に出て冊子をポストに入れないといけません。
仕事の日は昼の12時頃には起きて1-2時頃にはチラシの作業やポスティングをします。
今2月ですので頑張って続いています。働いている事は次男の自信にもつながっているかもしれないと思っています。
ポスティングは不登校や定時制が増えているらしい
発行元に契約に行った際、「元不登校の次男の社会復帰の一歩となればいいと思い申し込みました」といったところ、「最近不登校のお母様とそのお子さん、というパターンが増えているんですよ」と言われました。
また、定時制のお子さんのバイトとして母親と申し込みに来るパターンも多いと。
昔は幼稚園児で時間のないママさんたちやシニアの健康のためが多かったようですが。
私も次男とアルバイトを始めましたが、ポスティングは不登校系には確かにいいですね。
人と接しない、時間に束縛されない。仕事は短時間。
次男にかかるプレッシャーがかなり少ないです。定時制高校に行く前に疲れすぎてしまうこともありません。
働き始めて続いてる事、友達ができたこと、これの2つは次男にとって大きい出来事だったと思います。
高2になれます。
3学期はほとんど休むことなく通うことができました。
次男も、遠いので嫌だとは言いつつもあの、不登校の時期のあのつらそうな感じで嫌だというのではなく、自転車がしんどいから嫌だなー。面倒だなー程度の嫌、です。
高2でまたクラスがどうなるか?少しの不安はありますが、このまま通えることを願っています。
今までの不登校についての経緯、学校へ行っていないときの状態などの記事は不登校カテゴリーに書いています。
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不登校の多くの子供が進む、通信制高校や定時制や、不登校になりやすいタイプの子供などについての記事などがあります。