きっかけ、原因、理由は複合だと思われます。
いろんなことが負担になってパンクした感じ。
今回は中2の次男、1学期半ば(中間テスト後)から不登校について書いていきます。
(普通に学校へ行ってる高2の成績優秀な兄がいます。)
9月から別室登校、10末に教室へ再び入ることができました。
時系列順に息子の様子を追っていきます。
まずは次男の性格など
人前に出るのが苦手で臆病。
運動神経は抜群。
力自慢で筋肉質な体。
成績は中の中。
精神面では小さい頃から幼いと言われ続けていました。
不穏な気配を感じたのは中1の3学期
兆候が出始めたのは中1の2月。
学校では
大好きだったクラブを辞める。
女性の先生への暴言が出始める。
「死◯!」など「うざい!」などと言っていた様子。
数分程度の遅刻が増える。
塾の態度
塾の時間の集中力も落ち始め、塾の先生から
「宿題は答えを写しているだけの気配が感じる。」
「やる気がなくなっているようだ。」と言われ、成績も落ち始める
家庭では
四六時中イライラした様子。
◯ゲーム(PS4)は1日一時間と約束している
ゲーム時間中、ひどい暴言を吐く。
この子は反抗期がひどい。
中2の1学期-不登校以前
数十分の遅刻が増えていく。
いじめのような目に遭う
ある朝、また朝起きず、学校へ行くように促したら、突然涙を浮かべながら、
あいつらを病院送りにする!
と叫びだした。
時間をかけて聞いた話は以下の通り。
クラスメイトが特定の授業中(注意しない先生の時)ずっと大声で息子の悪口を言っている
休み時間はそのクラスメイトは行方をくらます。
厳しい先生の時はクラスメイトは授業中に息子の悪口を言わず、普通に授業を受けるため、担任や他の先生は全く知らない状況。
その状態が中1の最初の方からずっと続いている。
息子はひたすら我慢していた。
私に話をしたら、学校へ向かい始めた。
あいつらをボコボコにする!
といいながら。
学校へ直ぐに電話し、事情を説明。
息子は学校では暴れず、通学途中で落ち着いた様子だった。
先生たちは事情を確認し、家に学年主任と担任が謝罪に来た。
※学年主任も担任も事情をその日初めて知った。
そのクラスメイトたちは息子に謝ったそうだ。
でも、息子はあまり落ち着かず常にイライラした状態が続く。
勉強を拒否
中間テストでは勉強拒否。
入眠時刻は11時~12時程度でも朝起きれなくなる。
2時間目、3時間目や午後からの登校が出てくる。
この時期、ゲームは1日一時間と約束していたが、少なすぎると暴れだし、学校に遅刻せずに行けたら+1時間の約束をする。
それでも起きられず、さらに睡眠時間が増えていく。
睡眠時間は10時間を超える日が頻繁に。
12時間以上の日もある。
11時に眠っても起きれるのが昼の12時など。
過眠症のような状態に。
午後から学校へ行ったら、クラスメイトに
お前今何時やとおもってるねん。
いまさら来てなんやねん。
などと言われ、心が折れ始め、学校へも行けない日が頻繁に出てくる。
あまりにもおかしいと医者(小児科)へ連れて行く。
朝起きれない病気「起立性調節障害」だと私は思いました。
※私が子供の頃起立性調節障害だと思われる症状があり、もしかするとそうかもと思いすぐに連れていきました。
小児科で
朝、どうやっても起きられないことを言う。
そしてやっぱり
起立性調節障害かもしれないので専門医を紹介します。
と言われた。
起立性調節障害を診断できる医者は大阪であっても少なく、近所にはなかった。
そして、その日に紹介状を書いていただき予約をしてもらう。
起立性調節障害や発達障害の専門医にて
起立性調節障害と診断。
メトリジンを飲み始める。
ただし、薬が効き始めるのは2週間から1ヶ月後だと言われる。
診断後1週間ぐらいで、まだ全く起きられない自分にひどく息子はイライラしていた。
そのころ、ゲーム時間が少ないと壁を殴ったりと家庭内で暴れる。
ゲーム時間を増やさないと、外に出て手当たり次第人を殴ってくると脅してくる。
(夫は出張・兄はまだ学校で私だけ。)
<即座に病院に電話し医者に相談>
安全のため、ゲーム制限をなくして下さい。
と言われ、ゲーム時間の制限をなくす。
この頃から学校へ行かず、ゲームを一日中(たまにスマホで動画視聴)するだけになる。
中2の1学期-不登校の後から
メトリジンを飲み始め約2週間後ぐらいから少しずつ朝が早くなる。
睡眠時間が短くなり始める。
精神的にはまだかなりイライラしている状態。
一日中ゲームをしているのでゲーム中毒が心配になる。
アニメが好きなので、アニメは見るかと思い、動画配信サービスネットフリックスに申し込む。
ネットフリックスなど動画配信サービスを検討されるなら
↓こちらの記事で検討時のことを詳しく書いています。
アニメ視聴時間があるので、相対的にゲーム時間が減る。
ただし、まだゲームをしている時間、負けたり気に入らないことがあれば、暴言と壁などを殴りつける。
◯学校へは行ってないが、まだ塾へは通っている。
壁やドア、家具には穴が空いている。
不潔になる
精神が病んだようなような状態の次男は、どんどん不潔になっていった。
爪は伸ばし放題、お風呂は拒否し、シャワーのみ。
それも浴びているのかわからないぐらい短時間で出てくる。
部屋もぐちゃぐちゃ。
私が入るのも嫌がるので、掃除もできない。
そして、そのまま夏休みへ突入
中2の夏休み
夏休みは少しずつ落ち着きを取り戻し始めた。
ゲームの時間が減少し、アニメや映画の時間が増える。
兄もいるので、兄がゲームをする時間はできない。
夏休みの宿題は全部ゴミ箱へ捨てていた。
塾も夏期講習に入り忙しくなり始めたらもう辞めると言ったのでやめた。
7月の後半辺りから、勉強は全くしていない状態になる。
夏休みに入って勉強もやめ、学校もないからか落ち着き出す。
ゲーム中の暴言や、壁などを殴りつけることも減ってくる。
家を出るのを面倒がる
もともと、小さい頃から家にじっとしているのが苦手で、一人でも外で遊んでいた次男。
7月-8月あたりは、かなり家の中に閉じこもっている。
靴をはくのは1週間に1度とか2度とか。
食事が好きなので、夫がいる時外食を毎週して外に連れ出していた。
ただし、どんどん肥満に。
自傷行為はリストカットだけではない
中1後半以降、頭を血が出るまで掻きむしっていた。
おそらく、息子はストレスからうつのような状態だったのだと思われる。
フケがとても多く気になっていたのだが、実際は頭を血が出るまで掻きむしっていて、皮膚がかさぶたになりフケになっていたようだ。
一種の自傷行為だと思われる。
(それがわかったのは本人が10月末頃私に教えてくれたから。)
ストレスから起立性調節障害も発症するらしい。
11月の現在はフケも減ってきている。
夏休みは穏やかに過ぎていった。
高価な大好きなゲームが10月に発売予定で買ってほしいとおねだりをしてくる。
「2学期からは学校へ行き始める」と自分から言いだしたので買ってあげた。
夏休みが終わり授業が始まるころまた暴れる
学校へ行くと行ったのは本人だけれども、おそらく行くことがないのだと思われる。
夏休みが終わり、授業が始まった直後、イライラが爆発し、また家で暴れた。
きっかけはまたゲームで兄弟喧嘩。
学校へ行かず、朝からゲームをしていた次男。
帰ってきた兄は「ゲーム俺にもやらせろ」といい、私も今までずっとしていたから変わってあげなさいと言った。
そしたら「俺が今までしていたのに横取りするやな!」と暴力。
ほとんど正気じゃない発狂レベル。
警察を呼び、警察官に諭せれて、落ち着く。
警察官には、兄はすごく横暴なんだ!と言った模様。
その後、私達家族に事情聴取し、兄は横暴でなく当たり前の事を言っただけだとわかると、
弟さんにカウンセリングを受けさせてあげたほうがいいのでは?と言われた。
カウンセリングについて
カウンセリングは次男も一度学校で受けたことがある。
でも、全く役に立たないどころか反抗期もあって逆にイライラしたらしい。
発達障害のお医者さんからも
反抗期のカウンセリングは役に立たない場合が比較的多い
と言われた。
次男はかかっている医者は信じている。
警察から学校へ連絡
暴れて警察を呼んだ後、警察は学校へも連絡します。
その翌日、学校から電話があり、担任の先生が
家にこもっているからイライラするのでは?
手紙などを取りに学校へこられませんか?
この話を次男にしたら、手紙を取るだけなら学校へ行ってみる、と言い実際に放課後に行けた。
クラスメイトがいる授業は出られなくても、人が少ない放課後に手紙なら取りに行けたようです。
その時担任の先生から
別室登校をしてみないか?
と言われて、1週間に2・3回、別室へ数十分ほど通うことになりました。
9月は5回、10月は6回別室登校をした最後の日に、
「教室へ入ってみる。」
と自分から言い出し、実際に10月の半ば過ぎ、5時間目の途中から教室へ入ることができた。
9月~10月の精神状態
別室登校を始めてから、学校へ行っているという自信からかかなりの落ち着きが出てきた。
好きなライトノベル(短く読みやすい思春期向けの小説)を読むようになってきた。
本を読む事は比較的難しい作業で、ストレスが貯まりすぎているとできないらしい。
9月後半ぐらいからようやく読めるようになったので、メンタルがずいぶん回復してきたのだと思われる。
10月に入ると、ライトノベルを購入しに、本屋へ頻繁に出向くようになる。
自転車で夜に本屋やブックオフへ外出する。
暗い時間に行くのは、知り合いに会うのが嫌なのだろう。
ほんとに回復してきた感じになってきた。
だが学校へは結局10月に一度教室に入ったきり、それからまたしばらく行けなくなる。
それは文化祭のせい。
イベントがあると行かない
文化祭や合唱コンクールなどのイベントは昔から大嫌い。
参加したがらない。
次男は人前に出ることがとても苦手。
昔から緊張しすぎて声が出なくなり、授業参観でも何を言ってるか今までも殆ど聞こえたことがない。
せっかく久しぶりに授業に出られたが、10月はちょうどその苦手な文化祭の時期。
クラスの会話もその話ばかりだったそうで学校へ行く気がなくなったようだった。
暴言・暴力は反抗期のせいではなかった
10月頃から、ゲームで負けたときの暴言は減り、壁を殴ったりする暴力行為はほぼなくなってきた。
暴言・暴力は反抗期だからと思っていたのだが、どうやらストレスでうつのような状態になっていたためだったと今更わかった。
もともと、とても短気で幼稚な次男だけれども、今までは暴力的でも暴言を吐く訳でもなかった。
義理人情に固い友達思いの優しい子。
私にも暴力など奮ってきたことはないし、結局「ばばぁ」などともこんな状態でも言われたことはない。
現在は11月。
文化祭が終わってから、また一度午後から授業に出席した。
その時は体育で、体中が痛いと次の日言っていた。
ほとんど引きこもっているので流石に運動神経抜群の次男でもかなり弱っていたようだ。
よくなってきたと思われるもの
<清潔になってきた>
シャワーを浴びるのを面倒がったりしなくなり、爪を切ることもするように。
<会話のキャッチボールができる>
最初の頃は何を言っても文句しか帰ってこなかった。
例えば「ふーん」と言って返事したら、
「なんやねん!つまらんねんやろ!」
と帰ってくる。
なんと返事したら機嫌を損ねないのかわからないぐらい。
今は普通に会話ができるように。
たまにゲームに負けた直後などは、まだ会話不能なぐらい不機嫌にはなる。
<リアルの友人とネットでゲームができるように>
ヘッドセットをつけて、マルチゲームを楽しみながらできるように。
不登校直後もゲームをしていたけれど、次男が暴言をはくので頻繁に喧嘩になっていた。
でも今は喧嘩にならずにゲームができるようになってきた。
<自傷行為が減ってきた>
壁を殴って手から血を流したり、頭を掻きむしってかさぶただらけになっていたが、今はたまに頭を掻きむしるぐらいで壁を殴っててから血を流すことはなくなった。
<外出をそれほど嫌がらなくなってきた>
先程、まだ明るい夕方にまた本屋さんへ行ってくる!と自転車ででかけた
最後に、今息を切らして息子が本屋から帰ってきました。
今回は書きたいことが多くて長くなってすみませんでした。
またいずれもっと整理して、わかりやすく記事を書き換えるかも。
これからも息子はどうなるかわかりませんが、随時また記事に書いていきたいと思います。
追記
不登校になると両親が病んできます。
9割は病んで正常な判断がわからなくなってきます。
うつ病になる方も多いです。まずは母親、その次は父。反対の順番もあります。
おすすめは不登校アカウントのツイッターを作って先輩ママたちのツイートを読むこと。
私はそうして逃れられました。
小学校から大学まで様々な不登校のママさんがツイッターをされています。
できるだけ自分に近いのでは?と思えるような方をまずフォローして、そのツイートをさかのぼって読んでみて下さい。
私の息子についての続報は、
↓以下のカテゴリーから読むことができます。
全然違うパターンもあるので、参考程度に御覧くださいね。