両親の葬儀を行った時、困ったことを今回はまとめたいと思います。
弔問客の人数が予想以上だった
両親は社交的だったのである程度の弔問客は予想していたのですが、それが予想以上だったことです。
葬儀に来てくださった方に当日お返しする手土産(500円程度のものと礼状)があるのですが、その数が足りなくなりそうでした。
特に父の時は会社を経営していたせいもあり、予定では80人程度と葬儀会社の方たちと話をしていたのですが、当日は100名ほどになってしまいました。
葬儀会社の方が私の父の話を聞き、おそらく予想より増えると考え、余分に商品と礼状を用意してくださっていたのでギリギリ足りました。
足りない場合は、どうなったのでしょうか?
親しい親族の方のお返しを一時返していただくとかでしょうか・・・。
少し多めのほうが安心だと思います。
礼状は印刷代が少し無駄になりますが、それは仕方ないと思います。
弔問客が予想以上に多かった理由は、最後の方の【訃報連絡をどこまでするか?】のところで述べています。
「香典なし」と連絡をしているのに無理に渡そうとする方がいる
家族葬で香典なしと連絡しているので、ほとんどの方は香典を用意されてはいませんでした。
大阪在住ですが、今は香典なしの葬儀のほうが多くなりつつあるそうです。
また用意していても、
『故人の遺志により香典は辞退しております。
お気持ちだけありがたく頂戴いたします。』
と丁寧にお断りすればまず納得していただけました。
ですがどうしても渡したいとごねる方がいます。
香典を渡したいと強く粘る方への対処
香典を辞退した皆さんの前で受け取ることは他の方に対して失礼ですので、まず別室に案内します
「ここではなんですから・・・」
など、皆さんの前での押し問答は避けるように葬儀社の方からあらかじめ言われていました。
葬儀の前に葬儀社の方から、そういう頑固な方がいる場合があるので、さり気なくこの別室へ案内してくださいと部屋も決められていました。
そこで改めて受け取り、香典返しはさせていただきました。
香典返しの品選び
父の葬儀の時、親戚でもないある方から、10万円以上(かなりの金額です)の香典をいただきました。
その方は、若い頃父にとてもお世話になったので恩返しということでした。
私もよく知っている方で、その方は父の会社が倒産し、私達は経済的に厳しいのもご存知です。
そしてその方は後々成功され、ゆとりある生活を送られています。
その香典は嬉しくもありましたが戸惑いもありました。
私達を助けるつもりでもあったのだと思います。
だから香典返しは必要ないともおっしゃられました。
ですがそうもいきません。
葬儀の後、その方はかなり遠方ですが母と弟が直接家まで手土産を持って挨拶に行きました。
とても親切であしながおじさん的な存在でしょうか。
ただ恐縮してしまいますね。
他にも香典は3000-5000円程度が相場だと思うのですが、高額の方がいらっしゃいます。
私はあまり存じ上げていませんので、香典返しに悩みました。
そういった場合はカタログギフトの冊子を送り、お好きなものを選んでもらうタイプにしました。
3000-5000円の方への香典返しは、タオルや食品などのセットにしました。
それを一つ一つ家庭に合わせて選びましたが、大変な作業でした。
だから母のときは香典を受け取らない、家族葬にしました。
香典返しがないのでずいぶん楽でしたよ。
大阪在住の私が体験した一般葬(父)と家族葬(母)の違いの話は
↓こちらからどうぞ。
↑この記事にありますが、最初は生前見積もりの話で、この記事の真ん中あたりになります。
訃報連絡をどこまでするか?
父母は交友関係が広いのはわかっていましたが、私達親子はそれほど密着しているわけではなくあまり知りませんでした。
ただ父は倒産はしましたが、会社を経営していたのでその関係者の方には訃報の連絡はしました。
引退後の交友関係は、住んでいる場所の自治会やウォーキングのサークルなど連絡先がわかり、仲がよい方に交友関係を聞きました。
私達子供より、両親の友人のほうが友人関係をよっぽど知っています。
葬儀会社の方が案内状を作ってくださったので、そちらを近所の友人や親戚などにFAX、メールなどを使って連絡しました。
お年寄りが多く、FAXが意外に活躍しました。
この連絡ですが、知人に任せていたら、ずいぶんと広いところまで知れ渡り父の葬儀には予想を超える100人ほどの方が参列することになりました。
父の場合、会社を経営していた際に御用達で荷物を運ぶトラックの運転手さんまできていただけてましたよ。
どんどん広まってしまった感じで、またその関係者の方がまとめていらっしゃってました。
どこまで連絡するか、最初に喪主側の人間から広めてもらう方へ制限をかけるとある程度参列の目安がつくかと思います。
なにか困ったことがあれば、すぐに周りに聞く
葬儀の真っ最中、なにか困ったことが起こりそうであれば、すぐに葬儀会社や年配の親戚の方に声をかけてください。
例えば「参列者が多くなりそう!」
という場合であれば、葬儀社の方にすぐに手土産を用意していただけます。
食事が少なそうであれば、追加をお願いできます。
困りそうな状況で、黙っていては取り返しがつかなくなります。
葬儀中はよく観察し、困りそうであれば周りに相談してみてください。
まずは葬儀会社選びが重要になります。
よい葬儀会社だと、私達の葬儀のようにフォローしていただけますが、良くない葬儀会社の場合はほったらかしだそうです。
葬儀会社は必ず2社以上から見積もりし、直接担当の方と話して人柄を確認してください。
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