前にも父と母の葬儀についていろいろ書きましたが、家族葬に特に興味をもたれているかたが多いようなので改めて色々書いていきたいと思います。
父・一般葬と母・家族葬で送った時の費用について
父を一般葬、母を家族葬で送りました。
最初は父を、1年半後は母を続けて亡くしました。
一般葬より家族葬のほうが葬儀社の方からも楽ですよとすすめられましたし実際に一般葬のほうが費用がかかり、香典返しの手間もかかってしまいました。
家族葬でも一般方も参加できる
家族葬と言っても家族以外の方も参列していただきました。
一般葬との違いは香典を受け取るか辞退するかぐらいです。
お焼香は家族葬でも友人知人にしていただけます。
父の方は香典を受け付けたので、参加人数はしっかりわかっているのですが、母の方は香典は辞退ということで葬儀を行っていて参加人数もあまり覚えていません。
父は100人ぐらいでお坊さんに渡す費用などは抜いて、葬儀社に渡した金額は100万円程度。
母は80人ぐらい?で80万円程度です。
母もウォーキングサークルや健康食品のねずみ講的なものにハマっていたので、友人関係は多かったです。
お坊さんへの費用は30万円ぐらいだったと思います。
両親と懇意にしているお寺さんは高額だと葬儀社から言われました。
平均では20万ぐらいが多いそうです。
料金の内訳
基本料金というのが葬儀社で提示されると思います。
きちんとした葬儀社ならば、パンフレットをいただけると思いますが、そこで大きく値段とともに載っていると思います。
その基本料金のままではまず葬儀は行なえません。
例えば家族葬 50万円~となっていたとしても、70万円ぐらいはかかると思っておいたほうがいいです。
参列者数が多いほど追加料金は多い。
斎場が安い公営のものを使えるかでも違ってきます。
両親の場合の追加料金があったもの。
<ドライアイス>
【父の場合】
冬だったのですが、冬は亡くなる方が多く火葬場が混み合っていて葬儀まで何日かあったので追加しました。
【母の場合】
真夏に亡くなり、ドライアイスを追加せざるを得ませんでした。
<食事・当日のお返し品>
当日お参列していただけた方にちょっとしたお返しをしますが、(ハンカチ・砂糖のセットなど500円相当の品と礼状)セット人数より多かったのでそれらは追加になります。
<額縁の写真>
父の時、母が父の大きな写真を望んだので追加しました。
<骨壷代>
こちらも父の骨壷はよいものを!と母が望んだのでグレードアップ。
これぐらいだと思います。
大阪の家族葬の相場は?
大阪在住ですが、40代後半になり周りの友人も夫婦の両親のどなたかをなくされている場合が多くなってきました。
話をきくとだいたい100万円前後が多いようです。
両親の年齢は70歳ぐらいでまだ元気だった方が多く、交流もそれなりにあるからだと思います。
もっと高齢になり、80歳を超え、90になってくると参列者がり金額は安くなると思います。
親が亡くなってから見積もりをとったのか?
父も母も病気でなくなっているので生前に見積もりをとっています。
ですが、葬儀というのは亡くなってからすぐに行うものではありません。
両親の葬儀までの流れ(日程)
母の場合です。
●医者より、後一週間ぐらいかもと通告があった。
↓
●そのとおり一週間後に亡くなる
↓
●すぐに予定の葬儀社に連絡
↓
●葬儀社がかなりすぐに駆けつけてくる
↓
●2時間後ぐらいに、葬儀社が遺体を両親の自宅に運ぶ
↓
●葬儀社が斎場がいつ使えるか確認
※冬はこむので火葬まで一週間待ちなんかもザラにあります。
↓
●斎場の日程に合わせて通夜・告別式を決める
冬の斎場が混む時期亡くなった父の場合は、4日後に通夜、5日後に告別式ぐらいだったと思います。
母の場合は夏で斎場もそれほどではなく、死亡日の2日後・通夜、3日後・告別式。
葬儀も決めず突然親が亡くなったら慌てるかもしれませんが急いで葬儀社を決めてしまうと何十万単位で出費が増えてしまうかもしれません。
落ち着いて数社から話を聞いてください。
両親の葬儀の見積もりはどうやって取ったか?
三社から見積もりを取りましたが、全部ネットで請求しました。
私達兄弟は葬儀社の知り合いはなく、母には内緒で子どもたちだけで生前の葬儀見積もりをとっていたので、親戚にも相談できませんでした。
まだ父が生きているのに葬儀の見積もりなんて!ということでしたから。
だから頼れるのはネットだけ。
はじめて頼んだ葬儀社がよかったので、母も同じ葬儀社を使いました。
緊急ではなかったので、3社ともメールで詳細な見積もりを送っていただき比較しました。
緊急ではなかったと言っても、二人共見積もりをとって2週間以内で亡くなっています。
緊急の場合は電話対応もされているので直接電話してください。
見積もりの返事はかなり早くきます。
夜遅く調べてメールしましたが、三社とも翌日には見積もりが届いていました。
その週にはそのうち2社と直接お会い、話をしました。
高い見積もりは150万円、真ん中が100万、安いものは60万円ほどでした。
どういう葬儀だと安くできるか?
値段の差は、式場の違いが大きかったです。
一番高い葬儀は、宿泊施設の整った葬儀用の自社ビルを持ち、葬儀もパンフレットを見た感じでも華やかでした。
2番めと3番目の葬儀は市の斎場を使います。
両親の住んでいた市の斎場は住民であれば安く借りられます。
ただ、混んでいるので少し待つ必要があるかもしれません。
ドライアイスの追加料金が必要ですが、それ以上に公的斎場を使ったほうが費用的には押さえられます。
待つのが気にならない場合は公的斎場を使ったほうが断然安いです。
市の斎場でも和室があり、布団をレンタルして、遠方の親族の方に泊まっていただきました。
通夜は夜を徹して故人のそばにいる儀式のようなものだそうで、田舎出身の父の義妹は泊まらせてほしいとおっしゃいました。
実際に止まったのは父の義妹とその息子、そして私の弟です。
とても田舎出身の方たちなので、和室でも問題なく泊まっていただけました。
母のときは地元なので親族は泊まらず弟がその息子と泊まりました。
またオプションは極力付けない。
グレードアップも必要ないと思います。
棺桶や壺のデザイン見てる人なんてほとんどいません。
湯灌は遺体を傷めると言われるし、花も供花でそこそこ賑わうので追加の必要はあまりないと思われます。
費用を抑えるポイントは見積もりの明細比較
例えば、棺一つでも5万円もあれば8万円もあります。
骨壷もそうです。
一つ一つの値段が積もり積もれば10万、20万などあっという間に値上がりします。
ただ安すぎるのも、ボッタクリ葬儀社の手口だといいます。
その場合はなにか見積もりに抜けているものがあって、それをオプションで付けると結局値段が高くなるような手口が多いそうです。
例えば死化粧がなかったり、食事の単価(セットで〇〇円となっていて一人追加したら料金がいくら掛かるとかをぼかしてある)がなくて追加の人数を継げたらすごく高くなったなど。
死化粧は普通のメイクを使いません。
例えば口紅だったらちょっとこすったらとれて口からはみ出てしまいますよね。
特殊なメイク用品を使っているそうで、メイク前に母の普段のお化粧の色合いなどを聞かれました。
(母は真赤な口紅を普段していたのですが、私達娘からは死化粧の口紅の色はは程々のピンクにしてもらいましたが。)
男性でもやせこけた頬がふっくらするように綿を口の中に詰めたりして柔らかくなるように施していただけます。
(父はガンで最後は痩せこけてげっそりしていましたがメイク後は柔らかくなっていました。すごいです。)
他には、注釈で小さな文字になっている追加料金なんかもあるそうです。
注釈もしっかり目を通したほうがいいですね。
あと、どうしてもオプションを付けたいときでも、即断は避け、あとで返事しますと自分に考える時間を与えてください。
実際の葬儀社の探し方
今はネットで簡単に比較できるサイトがあります。
見積もりをまとめて取れるサイトを紹介しますね。
↑私達がお願いした葬儀会社もこちらから見積もりが取れます。
住んでいる市を指定して検索可能。
私達は母の家から近いところに営業所のあるで3社見積もりを取りました。
葬儀は終わってからも四十九日、一周忌などの法要があるのですが、そのときも母はいつも葬儀社に相談しに行ってました。
豪華な葬儀を行ってもらえる大きな葬儀社から、地域密着型の小さな葬儀社も出てきますよ。
↑小さな葬儀に特化した紹介サイト。
↑急ぎの方用に電話対応もしていただけます。
↑日本最大級の葬儀関連サイト。
お急ぎの方に特化した葬儀サイト。
24時間電話受付で対応していただけます。
今は斎場が混んでいるので葬儀をすぐ行わず、しばらくの猶予があります。
落ち着いて葬儀社の方と実際に話すことが重要ですよ。
両親の葬儀や、お墓さがし、実家の遺品整理(賃貸だったので返さないといけなかった。)などの記事をカテゴリーでまとめて書いています。
↓こちらの一覧記事からどうぞ
実家はものを捨てない両親だったので、かなり散らかっていて片付けは大変でした。
それでも費用を抑えて実家を引き払いましたがその時のことや、
お墓を立てる時、家紋を調べないといけないとかそんなことなどです。
よかったら一緒にご覧ください。