中2から起立性調節障害と不登校(中期)

不登校のイラスト

次男が中2の一学期半ばから不登校になり始めました。

前回の記事では一学期中頃から11月までの話を書きましたが、今回はその後の話になります。

通学状態について

二学期から別室登校をたまにするようになり、その後、一週間に0回~頑張って2回程度、教室に入る状態がずっと続きます。

行事があるとき、テストのときは拒否。

授業も受けたとしても2時間、普通は1時間だけで帰ってきます。

給食は不登校が始まった一学期後半以降、全く食べたことがありません。

ですが、本人は行くというので結局給食を止めることができず、止めたのは中二の三学期半ばになってしまいました。

中二の二学期半ばから最後まではずっと1ヶ月3回程度、行った時も1-2時間だけの状態で終わりました。

現在3年生が始まり、2回(まだ登校日は4回だけ)行きました。

二回とも遅刻ですが、給食を昨年6月以来ぶりに学校で食べてきました。

本人は3年生はもっと行くと言っています。

*–追記 2019.04.18

この二回行ったっきり、以前より引きこもるようになりました。

友人たちとのコンタクトは全くなし。

深夜まで起きて昼間で寝ている生活

二年の時、友人たちに「3年生になったら行く」と言って行けていない

周りが勉強を始めたのに自分は全くしていないのでついていけない、

等色々原因は考えられますが、引きこもっています。

ただし、常にイライラして発狂するような感じは少ないです。

*–追記以上–

医者からのアドバイス色々

起立性調節障害で朝起きれない症状で診察を受けました。

息子は医者へ行ったのは2度だけ。

あとは私だけが言ってカウンセリングを受けている感じになっています。

回数は月イチ。

起立性調節障害や、発達障害の専門医のため、不登校にはとても詳しい先生です。

二学期半ばの様子を聞いて、中2はずっとこのままかもしれない。

中3に進級後変わるかもしれないと言われていました。

不登校児への親の対応について

親が子供に対して取る態度としては、好きなようにさせて下さい。

ゲームなど好きなことは自由にさせ、学校へ行け、勉強しろ、などの嫌なことは強要しないで下さい。

不登校になった時点で子供はすでに頑張りきった後でこれ以上は無理だから不登校になっています。

子供はとてもストレスを溜め込んでいるので、そのストレスを軽くしてあげられるよう、負担に思うようなことを言わないでください

など。

ただ、むちゃくちゃはさせないでもいいです、とも言われました。

例えば私はPCで仕事をしているのですが、仕事をやめ、PCを譲ってまで子供にゲームをさせるなど、生活に支障をきたすレベルでの譲歩は子供にしないでも良いとも言われました。

高校について

※こちらは、大阪住まいなので地方の方は違うかもしれないので参考程度に。

今の時代は不登校児が多く、そういった子供向けに試験なしに入れる高校、通信制高校など色々あります。

だから、どの高校にいけなくなるような状態にはならないと思ってもらっていいです。

と言われました。

私なりにツイッターや近所の小学校から完全不登校のママ友さんなどから話を聞いたところ、確かにそんな高校が存在していました。

次男へのアドバイス

次男は、お医者さんが僕にゲームの自由を与えてくれたと考えています。

担当医は私達親に、ゲームは自由にさせてあげてくださいと言ったのを知っていますから。

だから、医者を信じています。

そこで医者からの息子へのアドバイスですが、

「頑張りすぎなくていい、少しずつ頑張るのがコツ。」

と伝えてくれと言われたのでそう言いました。

次男の状態

発狂モード・イライラ

イライラしていてむき出しのナイフを常に周りにみせているかのような状態でした。

最初の頃は声をかけたら暴言の返事が来ると思って会話するレベル。

学校がある時間帯は機嫌が悪くイライラしています。

放課後、学校が終わってから落ち着きを取り戻すのが最初の頃。

それが時間がたつに連れ、午前中はイライラしているけど、午後は落ち着くなど、イライラしている時間が少しずつ減ってきます。

溜まっていたストレスで傷ついた脳が回復し、正常に考えることができ始めているのだと思います。

不登校児はおそらくウツに近い状態になっている場合がほとんどだと思われます。

だから、精神の安定に関わるホルモン「セロトニン」などの何らかのホルモンの分泌が落ちているのではないかと思われます。

セロトニンを増やすには、

  • 朝日を浴びる
  • きちんと食事を摂る(噛むのがいい)
  • 夜スマホなどの画面をみないで良質の睡眠を取る
  • 運動をする
  • 笑う!

などがあるそうです。

不登校になったばかりの息子にできることはほとんどありません。

息子に言ったことは、

「笑えるようなアニメや漫画などを読むといいらしいよ。」

です。

お笑いが好きなら積極的に見たほうがいいですよ。

我が家は動画配信サイト(ネットフリックス、Huluなどと契約し、次男はコメディ系のアニメを見ていました。

あと、リズムよく噛むとセロトニンがふえるそうなので

焼きするめやあたりめが大好きな次男には今もそれを買っています。

イライラした時に食べるようにと言っていますが、結構頻繁に食べています。

ジャーキーや噛みちぎりにくい肉の塊なんかも食事にあるといいそうです。

家庭内での夫婦と長男の次男が切れてるときの表し方

次男ががイライラがピークに達し、ものを投げたり殴りつけて壊したり、暴言を吐いたりすることを私達夫婦と長男(高2)とで発狂モードと言っています。

長男が学校から帰ってくる頃、ちょうど発狂モードに入っていたら、長男には連絡。

「今発狂モードだから帰ってきたら部屋に入ったほうがいい」などとメールしていました。

またゲームで負けたとき机をコントローラで殴りまくり穴が開く様子が「ドンキーコング」に似ているので、夫が帰ってきたら、「今日は2回もドンキーコングになったわ」などとも表現しています。

もちろん絶対次男の前ではいいません!

次男が切れ始めたら危険なので、私は買い物にでかけたり、台所仕事を始めたりして、できるだけ無関係に用事をし、無感情を装い、女優モードです。

「大丈夫?」などと、声をかけたくても、このときは何もしないで距離を置くのがベストだと思います。

落ち着くまでひたすら待つしかありません。

発狂モードの回数

不登校2学期~3学期までの発狂モードは、

一日何回かある → 一週間に何度かある →

月に数度ある(中3の4月の現在このへん)

に少しずつ回数が減ってきています。

現在はもう1週間以上発狂モードになっていません。

(普段遣いでイライラし、暴言程度はありますが、ものを壊すまでには至らない)

それに連れて、会話も増えていきました。

イライラしているのがほぼ一日中のとき(初期)は会話もままならない感じ。

このときは、雑談は喋りかけないほうがいいと思えました。

またアドバイスはやめといたほうがいいです。

切れます。

その時、ぎりぎりできた会話

◯用事だけを伝える

ご飯できたよ、シャワーあびや、シュークリーム買ってきたよなど。

これだけでもうるさい、などと言われることもしばしば。

今はずいぶん普通に会話できるようになりました。

まだちょっとしたことでイライラする事もあります。

次男本人の発狂モード時の心の中(推測)

本人にも自分が怒りが制御できていないのはわかっている様子でした。

発狂しているときは理論も何も通じません。

ただ、暴言を吐き、ものを投げ、壁や机を殴りわめきたてていました。

発狂モードの後、落ち着きだしたら、落ち込んでいる様子が見れました。

本人も発狂モードに入りたくはない

と考えているのでしょう。

「なんで俺はこんなんになるんやろう」

と、泣きながら言ってる時もありました。

我を忘れるほどの怒りの状態になりたくない!と思っているのは感じました。

でも、それができないのがその当時の現状でした。

イライラの原因

対人関係、成績などのストレスももちろん原因だと思いますが

ホルモンバランスなどの身体的なことも関係していると思います。

こんな状態にならなかった長男でも中2のころはイライラしていました。

ニキビがたくさん出ている、身長が伸びているときは特にイライラする症状がひどかったと思います。

ホルモンバランスが崩れているので更年期障害とも似ているのでしょうね。

更年期障害に「イライラ」「倦怠感」などがありますが、中学の不登校児の症状も同じだと感じました。

今、次男のニキビも減ってきています。

成長期のピークも過ぎ去ったのかなと思います。

(我が家は私や夫、長男も成長期が早いです。
私、生理が小5の1学期、次男声変わり小6など)

起立性調節障害はどうなったか?

私がそうでした。
この体質は遺伝が大きいそうです。

そして、たまたま発達障害の医者だったということで、AHDHかもしれないと思っていた次男を見せたところ、ADHDの診断をうけました。

また遺伝要素が強いので、長男も起立性調節障害の検査を受けたところ、起きたときの血圧が正常な人よりは低いと言われました。

長男はストレスをためない性格なのでたまたま発症していないだけだったみたいです。

体質だけでなく、強いストレスがかかることで起きられなくなる場合も多い起立性調節障害なので、ストレスがない土日だけは起きれることもあります。

平日は今でも早く起きられません。

起きるのは9:00~10:00頃。

頭が痛いとよく言います。

3年になって2回学校へ行けてますが、(始まったばかりでフルに行ってても4日です)多分こんな感じでまた3年生も過ごすのかなと思っています。

今後の高校についての私達の考え方

通信制高校でいいのではないか?

私達夫婦は高校も全日制の普通高校ではなく通信制などのほうが逆にいいかなと思うようにまでなりました。

もし進学したとして、また学校へいけなくなった場合、転校になります。

そうなったとしたら費用も馬鹿にならないし、高校中途での転校は多分本人にとってもかなりのストレスでしょう。

そうなるぐらいなら普通に最初から通信制の高校のほうがましかなと。

ただ、次男はまだ普通の高校へ行きたそうな様子は見えています。

だからこそ3年になって、学校へ行き始めたと思います。

次男は将来プロゲーマーになりたいのか

不登校男子でよく言い出すのがこの「プロゲーマーになる」だそうです。

次男も定番にもれず、不登校初期の頃はずっと「プロゲーマーになる!」と言っていました。

私達家族全員ゲーム好き。

私はIT業界にいたこともあり、そういった世界がとても厳しいことを知っています。

この業界で日本人の誰もそれだけでずっと食べていけてる人はいない。状況。

基本プロゲーマーは20代で終わりです。

そしてゲームは流行り廃りもあります。

新しいゲームに30代で、20代の若い子にかなうわけがありません。

プロゲーマーの進路として、プログラミングなどができる場合はその業界に就職することが多いそうです。

ですが、それができない場合は使い捨て状態。

30代で手に職もなく、仕事経験はゲーム。

食べることができず、犯罪を犯す人も出ています。

現在世界一のゲーマー(ninja)だと思われる方がゲーム好きの子供に向けたアドバイスはとても素晴らしく世界中に翻訳されています。

ゲーマーからのアドバイス

■Ninjaへのインタビュー

3分を過ぎたあたりからその動画になります。

要約してみますね。

僕は大学時代も、アルバイトも勉強もしながらゲームの大会にもでていた。

将来のこともしっかり考え勉強もしていたよ。

良い成績をとって、サッカーも頑張って、努力してたからゲームすることを認めてもらえた。

子どもたちよ、すべてを辞めてゲームに専念する生活はダメだよ。

将来を考えて、行動しよう

というところでしょうか。

またプロゲーマーから、ユーチューバーに転身する方も多いようです。

その場合も、トークや発想が面白くなければ、結局は誰も見てくれません。

殆どに人がそれだけで食べていけない状態です。

またこのユーチューバーにもある種の才能が必要だと思っています。

持続力、忍耐力、努力は必須。

ヒカキンさんは7分の動画撮影に6時間かけることもあるそうです。

不登校でも、ASD、ADHD系の場合、趣味に没頭できる子がいると思いますが、そういう子のほうがユーチューバーへののぞみはあるかもと思います。

そんな事情を次男にも説明しました。

プログラムは俺には向いていないと言ってます。

私もそう思います。

今次男はどう思っているのかわかりません。

ただ、高校へ行ったらゲーミングPCをバイトして買うと言っています。

今後について

これから次男はどうなるか、学校へ行けるのか?

もちろんわからない状況です。

ただ、発狂モードがずいぶん減り、普通に会話できる時間がとても長くなっています。

好転していくことを信じて、また私達家族全員、次男に何か手助けできるようなことがあれば積極的にしていきたいと思います。

長くなりすぎてしまい申し訳ありません。

続きを書き続けていこうと思います。

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