中2から不登校→定時制高校に一応通っている、学校に行けるようになった次男がいます。

※中学程度の子供が復活していく過程で得た知識です。
小学生や大学生にはあまり当てはまらないと思うのでご注意ください。
次男の不登校の原因はおそらく次男の内面的なもの。
他の人なら感じないようなコンプレックスを、次男はたくさん勝手に感じ、病んで行ったんだと思います。
そこから立ち直り少しずつ学校に通うようになった次男と夫の関係や不登校繋がりのネットの友人たちの家庭を参考に不登校の父親はどうしたらいいのか?
夫の態度とともに考えてみました。
不登校の父は妻を責めてはいけない
次男が不登校になった時、ネットで仲間を探しました。そして気になった事。
父親が妻を「お前の育児がだめだったんだ!」と一方的に責める家庭がある。
これはおかしい事です。育児は二人でするものです。(私は責められたことは殆どありません。)
父親がその妻を責めている時点で、母親に丸投げで育児にはあまり参加していないと思われます。
参加していれば自分の責任でもありますから。
この責めている時点で父親としてまず問題ありですよね。不登校の父親の皆さんは責めることは直ちにやめてください。
それでなくても不登校の母というのは病みやすいです。
ママ友から「甘やかしてるんじゃない?」教師から「なんとか連れてこれませんか?」などと言われ追い詰められていきます。
-次男が不登校気味になったとき、すぐに発達障害・起立性調節障害が診察できる医者を近所から紹介されて行きました。
その時、
「お母さんが鬱になってしまうことが多いです。
不登校でも今の時代はいろんな道が用意されています。自分が楽しめるようなことを見つけるなどして、ご自身のメンタルを保つことをしてください。」
と言われました。この状態の母を更に義父母や夫が責めるのは、もう家庭崩壊の一途です。

また責めることで奥さんが反撃すると「私のせいで夫婦の仲が悪くなった」と思いがち。
家庭内で責任を押し付け合わないでください。
子供を責めてはいけない
「怠けてるだけ、やる気がないだけ!」と子供をずっと責める父親がいます。
この対応も子供のメンタルを悪化させてしまいます。
医者から言われたこと。「登校を促すことはご両親はしないでください。
すでに子供の精神状態は限界を迎えてたから学校に行けないのです。」
「家の持ち主である保護者が『行け』というと、子供は学校にも家にも居場所がなくなります。
より不安定になってしまいます。
登校刺激は必ず保護者以外の方から始めるようにお願いしています。」
発達障害専門医でしたのでかなり不登校を経験されていて、いろんなアドバイスをその医者からいただきとても助かりました。
誰かを責めることで、何も好転しません。逆に悪化してしまいます。
では何ができるのか?
日常会話が続けられるの目指す
不登校になったばかりの子供はほぼみんな鬱の状態です。
鬱の状態で軽症なら、嫌なことはできないけれど、好きなことはできる状態だと思います。
登校しろと責め続けて悪化していくと
好きなことですらできなくなっていきます。
こうなる前、好きなことができる状態なら、その好きな事の話を引き出し、日常会話ができるようにいていくといいと思います。
次男はゲームが好きだったので、それを例に話したいと思います。
ゲームばかりして、ゲームなんてバカバカしい時間の無駄だ!ゲームの話なんかしたくない!
気持ちはわかりますが、それは子供を拒絶しているも同然です。
また他人から見て無駄な時間と思えても、本人が楽しいならそれは人生を潤す大切な時間だと考えています。
そして無駄な時間が全くない人生は味気ないのではありませんか?
幸いにも個人的に私はゲームをかなり良くしました。
そこらへんのパパさんたちよりゲームは上手かったし色んな種類を楽しんで生きてきました。
そのため不登校の次男との会話は割と豊富で、ゲームの中で怒り、机を殴り、コントローラーを投げつけてる様子を見たときも、落ち着いてきたらその状況を聞いて、「それは確かに腹が立つね。」と共感をしていました。
ですが「ものを投げないで」とも伝えていました。
怒り狂っている状況ではコミュニケーションは取れないのでクールダウン後に会話します。
この怒り狂っている状況の場合は長男と喧嘩になるので、学校から帰る頃に次男がこの状態の場合はLINEで「今危ないからすぐ部屋に入って」と連絡していました。
ですがこの状態でも夫が帰ってくると必死で次男は怒りを抑えていたので、帰宅してくれると助かりました。
夫にも怒り狂っていることはLINEで伝えます。でも帰った夫は素知らぬ様子で日常会話を次男に話しかけてくれました。これはほんとに助かりました。
私だけの場合は、怒り始めたら何を言っても何をしても悪化するので、ひたすら一人にして落ち着くのを待ちました。
それが最善の策です。
できれば外に連れ出す
次男は食べるのが好きで、特にラーメンが大好き。引きこもっていたときでも、遠い有名なラーメン屋になら外出しました。
夫もラーメンが大好きで夫と好みも合うので二人で話す食べ物の話は長続きしました。
また食べ放題も大好き!(二人は大食いマッチョの肥満傾向)
食べ放題だと1時間以上外にいることになります。車で遠くの焼き肉食べ放題などにもランチタイム目指して行きました。
私は食の好みがぜんぜん違うので話すネタがなかったですね。
キャンプが好きなお子さんはキャンプに行ったり、アニメが好きなお子さんはアニメイトなどのグッズやさんに連れて行ったり。
特に引きこもってしまいがちなお子さんは、外出が自分が楽しい事であれば出るかもしれないです。
お金の問題は難しい
不登校のお子さんはお金を盗んだり、ゲームの無断課金もよく聞きます。
次男は不登校になる前の小学生の頃、親の財布からお金を盗んで課金していました。
生活するのにどれだけ費用がかかるか、例えば家の値段、電気代、スマホ代等の維持費についても不登校で落ち着き始めた時期に教えました。
次男は、家は1千万もあれば買えると思っていましたよ。
今は生活するのって大変だとわかってくれています。
このお金の問題は、逆にプレッシャーに感じる子もいるので話すか話さないかは子供によって判断しないと難しいです。
【俺は、私は生きてるだけのただの金食い虫で生きてる意味がない】と生きていることに悲観しているタイプはお金の問題は話さないほうがいいかもしれません。
不登校直後は勉強するように促さない
不登校直後はみんなほぼうつ状態で、記憶力や思考力も低下しています。
次男にその頃のことを聞いてもあまり覚えていないと言っています。
また文章を読んでも全く頭に入ってこなかったとも。
この状態で無理やり勉強させても頭に入らないようです。
このうつっぽい状態を脱すると自分から勉強しようかなと言ってきます。
次男はずっと勉強なんて意味ない、やらないと全拒否してましたが入試前には自分で数学だけは勉強したいと言い出しました。
今も定時制高校で、自主学習はほとんどしていませんが、学校に通っているのでそれだけで頑張っていると思っています。
周りと比べない、焦らない、落ち着いたら病院へ
〇〇君は頑張ってるのにお前は!と周りと比べないように気をつけました。
人は人です。良くなってきた頃には特に周りと比べがちですが、よくなる前の子供と比較すると落ち着きますよ。
【去年の今頃は引きこもっていたのに、今は外出できるようになったな…。】
の様な感じです。
そして落ち着いたら病院へ一度行くことをおすすめします。以前にも記事に書きましたが、発達障害が不登校で分かる場合が多いです。
うちも長男がADHDでした。(普通に高校まで卒業後、大1でコロナ中退予定)
色々ありますが、怒らず、ゆっくりでも進んでいけば未来は開けます。
進むことが一番大切です。我が家も次男が定時制の高1でまだまだ先が長いですが、頑張っていきたいと思います。
次男の不登校の原因や、経緯などは不登校のカテゴリーにまとめています。