両親が亡くなり新しくお墓を建てました。
お墓を立てる時、色々調べたのですが、移転の際に、古いお寺さんから離檀料や改葬の手続きなどでぼったくりにあうという記事を何度か目にしたのでそれについての対策を今回は書いていきますね。
(700万円の離壇料!とか)
両親を続けて亡くしましたが、お墓の事ははあまり相談しやすいものではないです。
ですが今はネットがあります。しっかり調べてから改葬すると安心ですよ。
お墓の改葬に必要な手続きについて
大阪府天王寺区の場合ですがそれほど他の地域でも違いはないと思うので市区町村のホームページで調べてください。
1.改葬許可申請書
2.改葬先の受入証明書
3.納骨証明書
4.申請者の身分証明書
(運転免許証等)
1.「改葬許可の申請」を市町村長にする
◯これは簡単。
お墓の移転に際し、その許可をするのはお墓があるお寺さんではありません。
お住いになっている市町村長になります。
2.引越し先の霊園から墓地の「受入証明証許可証」をもらう
◯これも簡単だと思います。
移転先の霊園管理の方にお願いするとすぐにいただけるはずです。
3.納骨証明書(埋葬・埋蔵証明書)を移転元のお墓管理人からもらう
△ここの書類に関してぼったくりが多くあるようです。
納骨証明書(埋葬・埋蔵証明書)は
○納骨されている方の俗名
○死亡日(わかれば)
○墓地・納骨堂等の所在地
○墓地・納骨堂等の名称及び管理者氏名
○墓地・納骨堂等の管理者の印
が記載されているものになります。
こちらを発行してもらって市区町村に提出するのですが、出すのを渋り、高額請求されることがあるそうです。
代々お世話になっているお寺さんからお墓を移動するということは「離檀」になると思いますが、お寺さんは最近「離檀」が多くやっていけなくなっているところも多いそうです。
そのため高額な「離檀料」(500万、700万)などを請求され、支払わなければ埋蔵証明書を発行しないと言われたりすることも。
離檀料は取らないお寺も多いそうです。
ただし、お墓は撤去費用が必要なので実費プラス心付けが妥当な価格だと思います。
とある石材屋さんでは、墓石の撤去費用が15万円~60万円程度となっていました。
お墓のサイズや、クレーンなどの車両が入れるかどうかなどでかなり違ってくるそうです。
また閉眼法要などの費用もかかると思います。
お仏壇でも開眼(弟の家の仏壇)・閉眼(両親の仏壇)がありました。
閉眼供養は【魂抜き】とお坊さんはおっしゃっていました。
また新規のお墓を建てたときも開眼供養【魂入れ】がありました。
【魂抜き】なら、宗派にもよると思いますが1-5万程度ではないかと思います。
墓の撤去と法要で、100万円程度用意していれば大丈夫だと思います。
新規のお墓を立てるなら、それプラスαになると思います。
<あまりにも高額な場合の対策>
●「弁護士に相談することも考慮に入れている」ことを伝える。
これだけで、値段が一瞬で下がるお寺さんもあるそうです。
-市の無料相談等を利用してみてください。
私も市の法律無料相談を利用したことがありますが、結構混み合っています。
予約できるなら早めの予約をとってください。
●管理料を支払ってきたことの裏付けが取れる領収書などを用意し代わりに市区町村に提出すると代用できる場合もあるそうです。
経緯を記した陳述書と、実際に料金を納めていた証明書類(引き落としなら通帳)などを用意し市に持ち込んでください。
<<離断が許可されない場合>>
●「離檀」を阻むような行為は、憲法第20条の信教の自由に反するものです。
憲法違反になるのでそれはお寺さんではできません。
以上の対策をとれば、ある程度はボッタクリは防げるのではないでしょうか。
そして新しい霊園の手続きです。
新しい霊園・お坊さんはどうする?
また新しい檀家さんになる予定があればそれでいいと思いますが、うちは檀家には入っていません。
ただ、両親が親しい付き合いがあったお寺さんがあっただけです。
そちらに法要は全て頼んでいます。
でも懇意のお寺さんができるのは嫌な方、今どき多いのではないでしょうか?
私も両親が懇意にしていたお寺さんのお坊さんをあまり好ましく思っていません。
金儲け主義的なところを感じるからです。
↓三回忌のときに記事に書いています。
↑母が亡くなったのがちょうどお盆だったのでお坊さんが忙しい時。
その時の法要で不信感をいだきました。
懇意にしているお坊さんなんていないほうが良いと今は思っています。
お墓の引っ越しでも、新しい霊園でまた読経を頼まなければなりません。
ですが、今は一回限り、ネットで頼める読経サービスがあります。
↓こちら。
(電話もOK)↑普通の法事だけでなく、仏壇の開眼・閉眼・戒名などの法要を行っていただけます。
価格はそれぞれはっきりしていて明朗会計。
粘着がなく、すっきりしてますね。
宗教の色合いが薄れてきた日本にあっていると思います。
お墓についても同じ感じになってきています。
両親の時お墓についていろいろ調べましたが今は、お墓の使用期限も決められて、例えば13年後に墓を壊して合祀墓へというコースが増えています。
永代使用(先祖代々の墓)のようなコースはどんどんなくなっていくのではないでしょうか。
また、散骨サービスを使ってお墓を作らない方も増えています。
お墓も日本はお寺さんが儲けるに作った風習のような気がしてなりません。
あの、仏教国ミャンマーもお墓を作る習慣はあまりないそうです。
↑ヒンドゥー教もお墓はありません。
お墓なんてなくても良いのでは?
と思えますね。
ただ、お墓参りの習慣がある日本ではそれでは味気ないかもしれません。
だからか樹木葬という木の根元に遺骨を撒くお墓が最近では人気が出ているようです。
普通のお墓より価格は安めです。
※人気が高まるに連れ値段も上がっているようです。
樹木葬の場合は墓じまいもほとんどがセット。
↓個人的には樹木葬は今の日本では需要がもっと高くなるのではないかと思っています。
遺骨は土に帰り、木を育てます。
個人的にはよいなと思えます。
最近ではいろんなお墓のスタイルがあります。
好みで選んで良いと思いますよ。