難関中高一貫校の高校部門に狭き門を合格し、編入、その後難関大学へ。1年生になるもコロナでろくに通うことなく退学した長男のその後になります。
前回の話は↓こちら。
ツイッターでも↑この記事が話題となりコロナ中退の番組からのオファーも来ていました。
受けませんでしたが。
もともとADHD傾向の長男。頭はいいけど提出物を出せず、一般的に言われるルーズなタイプ。
ポジティブの楽天家でもあります。その長男ですらコロナの一人暮らしでは病みかけました。コロナは恐ろしい。
大学1年の3月で退学届が受理され退学認定書のようなものが発行されました。
【そこには復学を希望するならある程度考慮する】というような文面もありました。
<※学費を払わず、大学をやめた場合【大学除籍】となり、復学も絶望的になります!注意して下さい!>
長男の、この退学認定証があれば、復学したいのならできるのでしょうか?
まずは車の免許を取る
大学中退ですから、履歴書は真っ白です。
まずは普通免許を取ることに専念しました。
ADHD系長男、何度か落ちています。
私もそうですが、たぶんADHD傾向があると不注意なので車の運転は向いていない人のほうが多いと思います。
それでも通い続けて無事普通免許取得。
資格を取りたい
その後は就職活動に入るかと思いきや、IT系の資格を取るといい(中退前から取ると言っていた)まだ就活はせず、試験の申込みをしました。
ですが、ADHD傾向の長男に自主学習する力はやはりなく、こちらも何度も落ちて諦めて就活開始。
何度も申し込んだので何万円かかかってると思います。(長男の自腹)
自分で努力できない長男に、自宅学習はやっぱり無理なんだなと改めて認識させられました。
–↑追記 この試験、後に受かりました。
そして初めた就活開始。
ようやく就職活動開始
長男はまずジェイック社【就職カレッジ】というサイトに登録していました。
スーツなどは入学式のときに着なかった物が新品であるのでそれで。
バッグは長男が自分でAmazonのビジネスバッグランキング上位の安いタイプを適当に購入していました。
↑こちら。私は「底に鋲がついていると汚れにくいよ」とアドバイスしました。
登録した就職カレッジでは大学中退者で社会人経験がゼロでも社会人研修がみっちりあり、ある程度社会人としてやっていけるスキルを身につけられます。
この研修は1週間ほどで、オンラインでの研修だったので
掃除機を今かけたらうるさいかな…。
昼の1時からまた研修開始だから12時には食事を用意して…
など色々同じ家にいると少し煩わしくはありましたが、挨拶していたり、自己アピール、「御社の~!」などと言う声が聞こえて、就活しているんだなと言う安心感はありました。
エクセルやワードの基本スキルは長男はすでにある程度あります。
私は小学校3年生からワードを使って読書感想文を書かせていたので。
この研修で長男は元々コミュ力は普通にあるので特に問題なく進んでいました。
これは集団研修で、オンラインではありますが同じ様に大学中退の仲間と一緒にレクチャーを受ける仕様になっています。
この研修で良かったことは、長男が自分はちゃんと就職できるのか?と焦っているというか、不安があるというか、そういう地についていない雰囲気だったのが、同じく大学中退の仲間たちが頑張っているという姿を見ることで落ち着きが得られたことだと思います。
おそらく本人は気づいていませんが。
研修が終わったら企業面接です。
これも手当り次第受けていたようです。
長男の経歴は中退者の中ではそれほど悪くはないと思います。
難関高校→難関大学→コロナ中退
ですので。
就活が始まって1ヶ月も経たずに内定を2つもらっていました。
(ジェイック以外にリクルートも登録したのですが、結局すぐにジェイックで内定が出ました)
もともとおしゃべりでポジティブ。
ジェイック担当の方からポジティブすぎると言われたようです。
私は長男の喋り方、考え方は有名人で言えばひろゆきに似ていると思います。
あそこまで頭は良くないれど、理論派で物怖じしない。
『大学も辞めたんだから後悔しても仕方ない。進んでいくしかないだろう。』
と考えてると思います。謙虚さはほとんど感じません。
おそらく経営者側からしたら、好き嫌いがきっぱり分かれるタイプ。
2つ頂いた内定、IT系企業のを承諾
IT系企業の技術職として内定を頂いた方の会社に就職予定です。
このコロナの時期、不景気でIT系かスーパーなどの小売系は求人がありますが、その他の業界はまだまだです。
運良く長男は元々大学もIT系学部。私も現役時代はCOBOL(今では過去の遺物的言語)という言語でブログラミングをしつつ会社のシステム維持などの業務もこなしていたので、我が家のIT化は一般家庭よりかなり進んでいます。
ファイルサーバーもありますし、家族4人、一人一台PCがあります。
モニターは私と夫で3台(切り替えて使っている)、次男は2台、長男はハイスペックノートPC+モニターの環境。
プログラミングは大学で少ししかかじっていませんがたぶん大丈夫だと思います。
そして8月から仕事に入ります。
コロナで出勤があるのか?よくわからないのですが、現在は正社員になるための書類を書いたり健康診断を受けたりしています。
健康診断の費用は全額会社持ちだそうです。
色々ありましたが、就職は仕事内容も大切ですが人間関係が最も重要なのではないかと私は考えています。
少しぐらい仕事が辛くても仲間や上司ががよければ続けれられます。
逆に上司がモラハラタイプ、仕事仲間は足の引っ張り合いタイプなどなら会社はとてもつらいものになります。
こればっかりは運が大きい。
ですがすぐ辞めるわけにもいかないのです。長男は。
今後は借りていた奨学金も返さなければいけませんから。
大学中退したとしても、奨学金の返済開始ははじまる
長男が大学をやめたのは3月です。
中退の場合はその7ヶ月後、つまり長男は10月から奨学金の返済が始まります。
全額を借りていたわけではありませんが、当時コロナのため夫の収入も激減。かなりの金額借りています。
無利息の1種だけでなく有利息の2種も。
奨学金についてはかなり複雑になっていて、高3時点での申込みから大学入学後の手続きまで、長期に渡っているため、記事も3つに別れていますが。
↓気になる方はこちらでご確認下さい。
8月に仕事が始まるので、その後の長男の様子も折を見てこちらで紹介します。
そのときには長男の良い報告ができることを願って…。